銀の砂時計

Elegant~美しい旋律に調和する良質な風景・生活空間を求めて

おかえりなさい「はやぶさ」

2010-06-14 00:50:00 | 科学
幾多のトラブルに見舞われながらも小惑星探査機「はやぶさ」が地球へ戻ってきました。地球へ戻って来ただけでも素晴らしい成果だと思います。

大気圏突入の際には、管制室の動画配信と和歌山大学の動画配信(オーストラリア)の両方を同時にチェックしていました。管制室の様子は音声がありませんでしたが、何となく「空気」が伝わってくるもので、観ていてもドキドキしました。

和歌山大学が配信したオーストラリアからの中継動画も良かったです。中継そのものはアクセス集中による負荷で途切れ途切れでしたが、大気圏突入時に光る瞬間は観ることが出来ました。今まで見たことのある流れ星とは、見え方が違うように感じました。衛星は燃えるというか、溶ける感じがして、独特な光り方で光るのですね。

あとはカプセル本体の回収結果が楽しみです。


いまはひとまず、
「おかえりなさい!」
と言いたいです。



月に激突させる探査機について

2006-09-04 12:27:58 | 科学
ヨーロッパ宇宙機構の
SMART-1 impact update (ESAのHP)
によれば、探査機を月面に激突させることに成功したようです。

「a very short impact flash」と表現されている閃光が観測され、その写真も掲載されています。今回の激突に関する直接的なデータの解説はまだのようですが、何か新しい発見があるといいですねえ。
p(^-^)q

激突までのアニメーション
を見てみると、画像がリアルで分かりやすい反面、激突する瞬間を見ているようでちょっと怖いようなアニメーションになっています。でも、とても理解しやすいアニメーションです。

月に激突させる探査機

2006-08-30 23:53:54 | 科学
ここ数日、冥王星の話を耳にすることが多いのですが、実は「月」に関するミッションも熱い視線を注がれるべきでしょう。

ヨーロッパ宇宙機構(ESA)のホームページによると
Moon Impact
という記事が掲載されていました。

SMART-1という探査機が月の周回軌道上から月面を観測しており、さらに9月3日には月面に探査機を衝突させるようです。月面に衝突させ、より多くのデータを観測するとのことです。

あまり報道されていないようですけど、観測結果には興味のあるところですね。
(^^)



宇宙関連の記事で驚いたこと

2006-08-25 23:55:16 | 科学
日本惑星協会
のホームページを見ていたら、いくつかの興味深い記事がありました。

冥王星関連の記事はテレビをはじめ、多くのメディアで取り扱われているので世界的な感心が大きいことを実感させてくれますね。

冥王星が惑星として扱われなくなった・・・まあ、たしかにチョット寂しい感じもしますが、惑星と言う定義を明確にする努力がなされたことは多いに評価できることでしょう。定義が明確でないと、科学の世界では差し障りも多いことでしょうし。


***
冥王星の記事以上に驚いたのは、ボイジャー探査機の動向です。

電源の問題や電波強度の問題から、「そろそろ通信が途絶える」と言われて続けてきたはずの探査機は、太陽系の最果てのエリアにあって、なお、通信が維持できているようです。

当然、打ち上げ当初の技術力では既に通信不能になっていたはずで、地球上での技術が微弱な電波でも通信できるまで進化していることを示しています。これはある意味、とてもスゴイことだと思います。

ボイジャー探査機との通信が2020年頃まで維持できそうとの
ジェット推進研究所
の見解は、今後も私たちに大きな夢を与えてくれそうです。
>^_^<


「惑星」の定義

2006-08-17 13:11:32 | 科学
様々なメディアで「惑星」の定義を議論していることが報道されています。

いままで太陽系惑星と言われてきた天体の他に、新しい天体は発見されていましたが、惑星の定義に関しての考え方がいろいろあったため、惑星の仲間入りをしていない天体がありました。

その定義の原案が国際天文学連合総会に提示されたようです。議論の行方がとても気になるところですね。

ただ、原案の内容に関しての充分な報道は、主要メディアではされていないようです。分かりやすく原案を紹介しているのは
「惑星」の定義の原案、公開へ
AstroArtsの記事です。
#第10惑星に関する記事へのリンクもあります。

国際天文学連合総会で最終案が提出され決議されるのは8月24日とのことです。決議されるかどうか・・・要注目です。


***
惑星と言えば、組曲「惑星」も連想してしまいます。

作曲時のきっかけは微妙に天文学的でないのかもしれませんが、
グスターヴ・ホルスト
が生きてたら、今回の報道にどんな感想を持つのかなぁ~と思いを巡らす昼のひと時です・・・


雷三日~AMラジオを利用しよう

2006-08-11 10:45:04 | 科学
今日の天気予報では関東地方に寒気が流れ込むので、突然の雷雨に注意という予報が出ています。

今回の寒気は規模が大きめのようですので、注意が必要でしょう。また、寒気が抜けるまで三日ほどかかるので、寒気が抜けるまでの三日間は雷になることが多く、「雷三日」と言われます。この土日は雷が連続するのかな・・・


***
さて、民放のラジオ局でも少しだけ触れていましたが、屋外にいる時はラジオを携帯すると便利とのこと。雷が近づくとノイズが聞こえるとの解説で、これはこのブログでも掲載している
AMラジオを簡易「雷レーダー」として利用する~「銀の砂時計」2006年5月30日掲載記事
と似たような内容でしょう。

ノイズはかなり鋭い音なので、ラジオを利用する時はイヤホンなどは使用せず、ラジオのスピーカーから聞くようにしやほうが良いです。

一番最優先するべきことは「早期避難」です。ただ、雷の動向を探る上でAMラジオは利用できるシーンが多いと思います。昼間は見えにくい弱い稲光も、ラジオではノイズがしっかり入ります。
連日の雷~「銀の砂時計」2006年7月15日掲載記事


***
またインターネット上にはアメダスの情報や雷情報を提供しているサイトがありますので、有効活用するといいでしょう。関東地方では
雨量・雷 観測情報
が一番使いやすいのでオススメです。東京電力の運営の為、多少エリアが広くなっています。ウィルコム京ぽんでも閲覧可能ですが、大雨の時はアクセスが集中するようで、サイトに接続できなくなることがあります。


バリバリとノイズが聞こえてきたら要注意。
雷はどこに落雷するか分かりません!
早期避難が鉄則ですね。


<本記事で発生したいかなる損害も責任は負えませんので、ご自分の責任において記事を参考にしてください>

連日の雷

2006-07-15 23:46:18 | 科学
ここ数日、続けざまに雷になっています。特に今日の雷は凄いです・・・

午前10時には西方に大きな積乱雲が見え、みるみるうちに立派な形に成長していましたので、
「これは絶対にマズイ!!」
と思いました。地上温も38度近いし、雲の動きから上昇気流の激しさも読み取れました。
#普段から空を見ている自分というのもネ・・・(^^;


***
本当は買い物も行きたかったのですが、連休の初日ということで道路は渋滞しているし、暑いということで断念して、そのまま自宅で扇風機(ほとんど温風機にしかならないけど)に当たりながら、本を読んで過ごすことに。

猛烈に成長する雲の様子も気になったので、
「銀の砂時計」2006年5月30日掲載記事
で触れたようにラジオのノイズを流したままにしておきました。

案の定、午後からはバリバリというノイズ成分の受信が始まり、自宅周辺が急激に暗くなり、同時に突風も吹きはじめました。そして間も無く、猛烈な雨と雷が始まりました。


***
今日の雷の特徴は雷としては強雷と言えるものだったようで、ノイズの音もパルス状に鋭くかつ強く、ノイズと同時に「パン」という雷撃音がすることも度々でした。また、雲が発達しながら次々と通過したようで、ノイズの変化が
無し→弱→強→連続→弱→無し→弱→強~
という形で数時間周期で変化し、上空を通過している雷雲が激しく活動している様も読み取れました。実際にノイズの変化と連動するように、小雨と強い雷雨を繰り返していました。
#なかなか興味深い変化です

また、雷の雷鳴が粘りのあるような音でした。この音は表現が難しいのですが、雲に反響するような感じで、粘り気があるように感じました。この音は、ほぼ直上に雷雲が来ていると、よく耳にする音で、雷の音もいろいろあって面白いです。まあ、粘り気のある音は好きではありませんけどね~

こうして18時位まで、ゴロゴロ~と雷が居座りました。その間、パソコンもエアコンも使わずに我慢・・・
かなり汗もかきました、はぁ~(^^;


火星探査車がんばる!

2006-06-09 13:30:39 | 科学
久しくニュースになっていない火星表面の動き回っている探査車の話題がホームページに出ていました。
NASA:MARS EXPLORATION ROVERS

もう2年になると思うのですが、無人探査車としては長寿命の運用になっています。大気があるとはいえ、過酷な気象条件の中で運用されているはずですから、この運用実績には驚きを隠せません。

最近の画像も公表されています。

ホームページのリンクには次世代探査車に関するインタビュー記事もあるので、読むだけでも楽しいですね。次世代機はかなり大型化しているようですけど、メカニカルな部分はシンプルになっているようです。


NASAの新しい月面探査計画

2006-06-06 11:51:38 | 科学
NASAのホームページ
Welcome to NASA
にて、
「Lunar Mission Animation」
の項目をクリックすると、NASAが計画中の新しい月探査計画の概要を示す美しいCGアニメーションを観ることが出来ます。

概要とは言え、かなり精密なアニメーションですので、見応えがありますね。

***
PROJECT CONSTELLATION
のページでは、計画中のロケットに関して説明されています。

注目点はサターンロケット時代とは異なり、搭乗員輸送系と貨物系のロケットが別々に打ち上げられ、地球周回軌道上にて併合するという形式になっています。輸送重量分割の観点、搭乗宇宙飛行士の安全確保を両立させるものと推測されます。

新型エンジンは貨物系に搭載されるのでしょうか・・・ブースター付きのようです。宇宙飛行士が搭乗するロケットはデザイン的にスマートすぎる印象で、落ち着きが悪く感じてしまいますね。まあ、機体の重量配分からすれば問題ないのでしょうが・・・
(^_^)

今後も注目していきたいプロジェクトです。

AMラジオを簡易「雷レーダー」として利用する

2006-05-30 12:10:49 | 科学
<注意:アウトドアでは早めの避難が最優先です>

雷シーズンがやってきます。ここしばらくの悪天候で、すでに雷が鳴った地域もあると思いますが、雷観測に利用できるものがあります。それはAMラジオです。

AM波は雷が発するノイズに影響されやすく、遠くの場所で発生している雷雲からでもバリバリという音が入ってしまう経験は誰でもあるかと思います。このノイズは、放送を聞くには嬉しくない存在ですが、雷雲の動向を探るアイテムとして多いに利用価値があります。

雷の発生するノイズは雷の観察として注目してみると、様々な形態があり、雷の動向をかなり把握できるようです。ノイズだけに注目して聞いて見ると、おもしろいです。
#イヤホンでは耳を痛めるので厳禁です

ノイズの種類によって、距離や雷の強度、対地落雷(至近距離の場合)などを大まかに把握できます。雷が接近してパソコンやテレビが使えない場合は、簡易レーダー的に使えるので便利です。また昼間で稲光が見えにくい場合でも、ノイズで判断できる場合もあります。

屋内の安全な場所で、AMラジオを片手に、雷観察をしてみるのも面白いですよ。
#壊れても良い、外部スピーカー付きの安いラジオを使いましょう

***
もっともアウトドアではラジオでバリバリとノイズが聞こえたら、「避難するのが一番」です。雷はどこに落ちるか分かりませんし、急速に雷雲が発達して、突然に落雷が発生するケースもあるので、ノイズが聞こえたら「避難」しなくてはなりません。

私も数年前、山の山頂で激しい雷雨に遭遇し、身の危険を感じたことがありました。アウトドアでは早期避難を優先させましょう。


<本記事で発生したいかなる損害も責任は負えませんので、ご自分の責任において記事を参考にしてください>


火星表面に溶岩チューブ

2006-05-28 15:48:53 | 科学
ヨーロッパ宇宙機構のホームページ火星の溶岩チューブに関する記事が掲載されていました。

火星表面には興味深い地質学的な模様がよく見られますが、今回も面白い地形ですね。比較的粘性の低い溶岩によって形成されたと推測されています。このような地形が残っているというのもスゴイです。

実際に行って見てみたい気持ちになります。
(^_^)


NASA~次世代ロケットエンジン

2006-05-22 05:09:42 | 科学
NASAが計画している次期月探査計画で使用されると見られる新型のロケットエンジンの記事が掲載されていました。
OVERVIEW

ロケットの外観は、ブースターロケットもあるのでスペースシャトルのロケット部分に似ているように見えます。NASAのNEWS記事
RELEASE: 06-226
によれば、スペースシャトルのエンジンよりも高出力&低コストを実現していると説明されています。

昨今のNASAにおける予算事情などの複雑な環境を考えると、「一生懸命なNASA」を見て取れるような思いがします。


ESAのホームページ~火星の表面写真

2006-05-08 11:19:48 | 科学
ESA~ヨーロッパ宇宙機構の火星探査機が撮影した写真が発表されていました。

Nanedi Valles valley system on Mars

まるで渓谷のような地形に見えますね。
深いところは500メートルも落ち込んでいる谷らしいのですが、こういう地形が誕生する過程が解明されたら面白いでしょう。まるで地球上の地形にそっくりですし、何らかの液体が流れたような痕跡にも見えるし・・・興味深いです。


#原文をもっと理解できる英語力が欲しいなどと思ってしまったのはヒミツです。
(^^;

地震速報にみるポータルサイトの動き

2006-04-30 14:04:23 | 科学
先ほど伊豆半島沖で地震がありましたが、地震速報の流し方がポータルサイトによって違うようです。地震速報で一番速いのNHKで、次に携帯電話のメール速報です。このあとが各ポータルサイトとなり、大手のところを巡回してみました。


***
 Yahoo! Japan

ポータルサイトで一番動きが速いのはヤフーです。早い場合だと数分後にはトップページに表示されます。今回も同様で、ポータルサイトでは一番での速報。この迅速な報道体制は高く評価できるでしょう。

ただし、ニュースの欄のトップにリンクが張られるものの、視認性という観点ではイマイチ。さらにクリックしても「地震が発生した」という事実は分かるが、詳しい内容を見る為には、最低でももう1回のクリックが必要となり、情報の詳細をつかみにくいのが難点。結局、気象庁などのリンクをたどることになってしまうのは改善の余地ありです。
#リンクは有用ですけどね


***
goo

ヤフーに若干遅れて速報されるのはいつものこと。しかしヤフーとは違い、専用の「地震速報」バナーが表示されるので、たいへん分かりやすいです。このバナーをクリックすれば地震情報の比較的詳細な表示ページに飛ぶので、たいへん分かりやすいです。ポイントはワンクリックで情報にアクセスできるという、使いがっての良さですね。

日本気象協会から情報を得ていると思われますが、日本気象協会のリンクがメインで、関連情報を調べようとした場合は途端にリンクが少ないので、関連事項を参照するにはもう一度、検索し直す必要があります。この点は改善できれば良いのですが、画面構成上のデザインから難しいのかな?


***
infoseek

発生から40分ほどして、リンクが表示されました。地震情報は即時性が必要なので、もう少し早く表示できるような工夫を期待したいですね。


msn

意外にも、この種の情報には無関心のようです。infoseekで表示されても、まだ動きがありません。地震情報くらいなら、他を当たってくれ~という考え方なのでしょうか?
ちょっと残念。


***
地震情報は事実を速報すること、地震の概要を詳しく伝えるという2つのポイントがあると思います。あそらく現在のウェブでは両方を一気に満足するのは難しいのかもしれません。そこで前者に重点を置いているヤフー、後者に重点を置いているgooという棲み分けが生じるのでしょう。

現状で一番お勧めできるのはヤフーとgooを併用することですね。