くるりぴょん、くるりこぴょん

忘れっぽいわたしのための記録。何年か先に、振り返ることのできる思い出を貯めるために。

ポジティブな人

2022-03-22 20:07:00 | プール&スポーツクラブ
スポーツクラブの部活で知り合った同い年のリンダ。

露出激しめのウェアが似合う彼女。すごく明るい茶色に染めたロングヘアは決して結ばず、ダンベルを掴むにはちょっと邪魔な気がするネコ科の獰猛な動物のようなネイル、汗をかいても決して崩れないウォータープルーフで固めた小さくてかわいい顔。お風呂上がりのすっぴん顔は中学生みたいな顔をしている。

わたしが体組成計InBodyに乗って、年齢を入力するのをなぜかそばでじっと見ていて、「くるりさん、同じ年だぁ」と甘ったるい声で話しかけられたのがきっかけでしゃべるようなった。

先週の部活が始まる前のこと。唐突に。
 
「ねぇねぇ、くるりさんって倍くらい太ってたって誰かが言ってたよー」

「えー?体重は減ったけど別に太ってないよ」

「でも、誰かが言ってたよ。前の写真見せてよ」

「いいよ、はい」

「えー?太ってるー!」

「えっ?太ってないよ」

「太ってるよ、これ絶対に太ってるよ?」

「ハービーには食べ過ぎだって言われたことあるけど、太ってないよ」

「トレーナー、優しいね。あたしなら生きていけないよ。元ダンナがあたしの身長なら37キロがちょうどいいって言うから太れなかったもん。くるりさんってポジティブ!」

・・・すみませんねえ、これでのうのうと生きてきました。37キロって小学生か。

別の日。ストレッチレッスンのあと。

「くるりさーん、ちょっと来て来て!」

リンダに呼ばれた。

「ねえ、写真撮ってー」

階段の踊り場で何枚か写真を撮らされた。以前にも写真を撮ってと言われたことがあるので何に使うのか聞いてみた。

「マッチングアプリだよー誰かいい人いないかなぁ♡」

「へえ・・・」

リンダ55歳、彼女も充分ポジティブだ。

それにしても、だ。倍くらい太っていたと余計なことを言いふらしているのは誰だ?倍ってなに、倍って。

この先、わたしの体重が減ろうが増えようが、わたしのことは放っておいてよ。とりあえず、ハービーに言いつけようっと。


食べチョクで購入したミニトマト。それぞれ味が違って、どれも美味しい。









ハービー、泳ぐ(2)

2021-11-28 21:45:32 | プール&スポーツクラブ
2日目。リレーと25メートル自由形にエントリーしたハービー。

わたしも朝イチプールを済ませてスマホとにらめっこ。昨日はどうもスタートサイドとターンサイドという表記が逆のような気がしていたけれど、今日は正しかったのかな。

スタートの時はこっちから何番目だからゴールはこっちからだと何番目?などなどあーでもないこーでもないと思いながらハービーの出番を待った。

後ろ姿だとわからないかもしれないから背中にマジックで「ハービー」の「は」って書いておいてと頼んでおいたが忘れたらしい。っていうか、普通に見慣れた姿はすぐに見つけられた。

リレーは普通だった(失礼なやつ)。
一人一人はそこそこ速いのに、リレーとなるといまいちなのはなんで?(本当に失礼)。
素人のわたしにはわからなんだ。(わからないなら口にするな)

25メートルはみんな速かった。ハービーも飛び込んだらあっという間に向こう岸。もたもたしていたらわたしが普通に走るよりも速いかもしれない。

入賞したので明日はきっと威張っているな。何にしても楽しい2日間だったら、それで良し。お祭りの楽しい話を聞かせてくれるだろう。わたしも褒め言葉を考えておかなくちゃ。




お祭りが終わったら、しっかりお仕事してくれたまえよ。









ハービー、泳ぐ

2021-11-27 14:31:00 | プール&スポーツクラブ
今日、明日とハービーは千葉のプールで泳ぐんだって。You Tubeで配信されるから見てくれ、自己ベストを更新できたら褒めてくれとせがまれた。子供か?

「くるりさん、月末の土日、時間ありますかー?」
「ないよ」
「えー?僕の出る大会、YouTubeでやるんですよ」 
「ふーん」
「僕が真剣に泳ぐところ、見たくないですか?」
「いい、この間見せてもらったから」

わたしのFitbitをつけさせて、本気泳ぎを見せてみろと言ったことがある。

「いやいや、また見てくださいよ、25メートルと50メートルとリレーです。僕達のチーム、全員彼女がいないから応援してくれる人がいないんですよ。くるりさん、応援してくださいよ、僕の泳ぎはめちゃくちゃかっこいいと思うんですよ」

(めんどくさいヤツだなあ)
「ふーん。じゃあ見るよ。でも、他に言う人いないの?友達とか」

「お客さんにマイクで言いましたけど、皆さんYou Tube見たことなさそうで。。。僕、自己ベスト更新が目標です、更新できたら褒めてくださいね!絶対に褒めてくださいよ、僕褒められて伸びるタイプです。うー、楽しみだなー!」

「終わってから褒められても、遅いんじゃない?」

「いいんです、僕はいつだって褒められるのが好きなんです。土曜日は何組の何コースで時間はこの時間帯です、日曜日はこれとこれに出て・・・云々。あー、僕前泊しようかな、何があるかわかりませんもんね」

人のトレーニングそっちのけで自分のことに一生懸命だ。子供か?

そんなこんなのやりとりがあって、今日は造影剤を入れてのCT撮影があったのだけれど、診察の待ち時間にハービーを応援。応援も何もあっという間に終わっちゃってただ見るだけ。

多分、自己ベストは更新できなかったな。26秒だか27秒だかそんな数字を言ってた気がするけど忘れちゃった。

でも、何秒だっていいんだ。わたしはハービーが頑張っていたのを知っている。一生懸命、努力する人をわたしは尊敬する。ちょっとおバカだけど、ハービーは誇らしい。かっこいいトレーナーだ。

明日も頑張って。楽しい1日になりますように。そして、怪我だけはしませんように。





ナルちゃん(宮さまではないよ)

2021-11-25 08:17:40 | プール&スポーツクラブ
ヘタレ練習を終えてプールから上がると。明らかにわたしに手を振る女性二人組。ジャグジーでお寛ぎ中。最近は老眼が激しくて、遠くを諦めてコンタクトレンズを入れていないわたしには誰だかわからず。曖昧な会釈をすると、「くるりさん、くるりさーん!」と叫ばれた。名前、呼ばないでー(>.<)

あ、MさんとNさんか。声でわかった。この二人組は滅多にプールに来ることはないんだけれど、水中ウォーキングのレッスンに参加していたらしい。とりあえず、ご機嫌伺いしてから帰ろう。

わたしもジャグジーに入って少しお喋り。さっきまでハービーも泳いでいたそうだ。あいつもいたのかー。今月末の水泳大会にエントリーしているハービーは仕事そっちのけで自分の練習に余念がない。

で、Mさんはハービーの肩幅と背中の筋肉にいたく感動したらしい。見慣れているわたしにはハービーの後ろ姿には感動も何もない。せっかくなんだから、前鋸筋を見せてもらえばいいのに・・・とも思ったけれど、もったいないから黙っておいた。

クラブにトレーナーは大勢いるけれど、クラブ内で1番背が高く水泳をメインに活動しているハービーの体つきは、他のゴリマッチョ系のトレーナーとは違う。そもそも手足以外の筋肉の細かなラインはTシャツ脱いでくれないと見えないから、プールでハービーを見た人しか知らないのだけれど。

とにかくMさんは感動して褒めちぎっていた。うちの子ではないけれど、ハービーが褒められるとわたしも嬉しい。

「じゃあ、またねー」MさんとNさんにさよならをして帰ろうとすると。

「うわー!よそ行き!よそ行きの笑顔!」 
シャワーエリアからハービーの声がする。チッ、見られたか。

「僕にもそういう笑顔を向けてくださいよ」
「はあ?」
「なんで、そんな顔するんですかー?」

やる気なし子のわたしは最近はハービーに仏頂面しか見せていない。

シャワー中のハービーの体を至近距離でじろじろとガン見する。見慣れているので特に感動はない。ハービーの太った痩せたもいつも見ているからよくわかる。最近は筋力トレーニングも増やしていて、胸はもちろん腕も背中も確かにかっこいいのだ。腹筋で筋肉あみだくじもできる。

「何かありますー?」 
「別になんでもないけど」
「 僕、かっこいいですか?」
「・・・かっこいいかな」(ナルちゃんかよ)
「ホントですか?」
「うーん。ねえねえ、前鋸筋出してよ」

ハービーは気前がいい。人目があるのでお触りは自粛。
「やっぱり、惚れ惚れしちゃうねー」
「僕、かっこいいですか?」
「かっこいいねぇ、じゃあ、またねぇ」

 グワッ出てくる前鋸筋に満足、満足。仏頂面も緩む。ハービーの前鋸筋はマックの裏メニューみたいなものだ。ふふふ、やっぱり内緒にしておこうっと。
「くるりさん!僕も行きますー!」

だから、名前呼ばないでー!

ハービーが少し心拍数を抑えた方がより脂肪燃焼すると教えてくれた。時間があるときは傾斜を緩めて長い時間、坂道歩きをするようにしている。


アーノルドと言ったら。。。

2021-11-22 18:33:22 | プール&スポーツクラブ
6月から始めた部活も半年経とうとしている。レベルも1つ上がって、クラスが合併したのでメンバーも6人に増えた。女性4人に男性2人、トレーナーが1人ついてくれる。

わたしと組んでくれる女性は偶然同じ年。わたしが体組成計で年齢を入れた時にそばにいて、「くるりさん、同じ年だ」と声を掛けてきた。

彼女はなかなかの露出激し目、セクシー路線のウエアを好み、山本リンダのような横がすけすけ、あみあみのパンツを履いてくる。髪もかなり明るめの茶髪、ロングなのに結ばず、邪魔じゃないのかなと思う。すっぴんのわたしと違ってバッチリメイク、手入れされた爪も長くて怪我をしないか心配になるくらい。これからはリンダと呼ぼう。

リンダさんはクラブへ来始めて1年経つのに、体脂肪がどんどん増えると嘆いていた。リンダさん、それはね。食べ過ぎの飲み過ぎなの。クラブに来るだけじゃ体脂肪は減らないのよ。。。と言ってあげたかったけど、角が立つので黙っておいた。

今回は新しい種目が3つ。
ダンベルを使ったアーノルドプレス、バンドを使ったアップライトローとヒップスラスト。

トレーナーのZさん「アーノルドと言えば?」

誰かが「シュワちゃん!」

Zさん「そうです!アーノルドシュワルツェネガー!シュワル・・・ツェネガー、ツェです、ツェ!彼が考えた種目なんですよー」
と教えてくれた。

アーノルドと言ったらシュワちゃんなのか。。。わたしはアーノルドパーマーが浮かび、その後はアーノルド坊や、そして漫画『ゴリラーマン』に出てくる犬、アーノルドを考えていた。よかった、口に出さなくて。

アーノルドプレスは普通のダンベルプレスのあとに両肘を前へ持ってくるマシンのバタフライの動きを足すもの。動きは簡単なのだけれど、そもそもわたしはプレスが苦手のようで3キロでさえ上げるのがやっと。そこへバタフライが加わるので前後にふらふら、おっとっとでZさんの補助が入る。恥ずかしい。

アーノルドと言えば、シュワちゃんなのか。。。ちなみに、メジロパーマーのパーマーはアーノルドパーマーから来ているのだよ。そして、メジロのメジロはメジロ牧場、そのメジロは豊島区目白から来ているのだよ。確かね。