オリーブの木

以前、マンションの一階店舗部分にお花屋が入っていた。あまり商売熱心なほうではないのか、天気がいいとしょっちゅう花屋の兄ちゃんは海に行ってたようだ。晴れた日の夜は、店先にウェットスーツがぶら下がっていて気味が悪かったなぁ。
そのお花屋も、越してしまって植え込みに兄ちゃんが植えたオリーブの木だけが残った。かなり大きくなって、風が強い日はわさわさと揺れてちょっと危なげだったのだが、いつの間にか切られてすっきりしていた。毎朝通るのに気づかなかった。株元には新しい若木が生えている。