くるりぴょん、くるりこぴょん

忘れっぽいわたしのための記録。何年か先に、振り返ることのできる思い出を貯めるために。

待合室で

2017-01-14 08:59:50 | 病院
火曜日の採血の結果を聞きにT先生のところに来た。いつも座る一番後ろの、でも今日は寒いから少し真ん中寄りのソファに腰かけていると。笹野高史さんに似たハンチング帽にジャージ、マスクのおじさんが隣に座ってきた。

寒いよなあ、よお、雪降ってないのは東京と埼玉だけだってよ、え?

雨ならいくら降ってもいいけどよお、雪は凍るから困るよな

...わたしに話しかけてるっぽい...
そ、そうですよね。雪は困りますねぇ

だろ?寒くて俺なんて起きられねえよ。起きたの8時だよ、薬がなくてよお、慌ててもらいにきたんだよ、さみいよなぁ

どことなく、死んだお父さんに口調が似ていて、することもないのでおじさんと話を続けた。

今回の寒波は魚雷寒波ってめったに来ないのらしいぜ、魚雷だってよ、こええよなぁ

今は晴れてるけどよお、昼頃から真っ黒な雲が出てこの辺りもぱらぱら来るってよ、嫌だよなぁ、え?

S木S夫さーん!

お、呼ばれた、はええな、今日は。

おじさんは行ってしまった。わたしはまだ呼ばれない。

本当にお昼から降るかな?洗濯物、困る。