1951年に開館した、鎌倉の近代美術界が2016年1月31日に閉館することのなりました。
何度となく訪れた美術館で、沢山の思い出が残る美術館でした。
池の中に浮いている形の、素敵なたたずまいの美術館が建ったとき、何とお洒落な…。と感動したもの
です。
数年後に上野にル・コルビュジエが、西洋美術館を建てましたが、鎌倉の近代美術館の設計者は、ル・
コルビュジエの愛弟子の坂倉準三氏でした。
展示された作品の中に、福沢一郎氏の作品が飾ら並べられていました。
初等科から高校を卒業するまで、先生の家の前を通って、学校に通っていました。
そして、奥様が英語の先生でしたから、お家に伺っていたことも有りました。
福沢一郎氏は背が高いダンディな方でした。
絵を前にして、半世紀以上前にタイムスリップして、沢山の懐かしい方たちとの想い出に浸った一瞬でも
ありました。
美術館の最後の時を、近くで見ることができるとは、思ってもみませんでした。
昔、一緒に訪れた、学生時代の友人たちは、他界されてしまわれて、共に閉館を悲しむことが出来ませ
んでした。