ロックの創始者の1人であるLittle Richardが旅立ってしまいました。
彼の事を知っていそうで実はそんなに良くは知らないのでググってみると
チャック・ベリーやファッツ・ドミノらと共に、ロックンロールの草分け的なミュージシャンとして知られている。リトル・リチャードに影響を受けたとされるミュージシャンには、エスケリータ、ポール・マッカートニー、プリンスらがいる。ちなみにポール・マッカートニーはヴォーカル・スタイルにおいて強い影響を受けている。「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガー」において第12位。
と書いてあった。
それに彼は一度全盛期の時に引退して大学に行って牧師になって暫くはロックを歌う事を封印していたという事を知って驚いた。
牧師になってゴスペルのレコードをリリースしたりして音楽活動は再開していたけどロックンロールは悪魔の音楽と言って歌って無かったらしい。
ところがゴスペルツアーでサム・クックとイギリスに行ったとき、1stステージにサム・クックが遅れリトルリャードのソロステージとなった。その時彼はゴスペルしか歌わなかったので会場はしんとしてたらしい。
2ndステージにサム・クックが登場すると会場は大盛り上がりになった。この温度差に対抗心を燃やしたリトルリャードは封印していたロックンロールを演奏した。すると1stステージとは打って変わって会場は大歓声となったそうだ。
イギリスの人たちもBeatles達がカバーしていて曲は知ってるんだから本家が歌うところを見たいと思うよね。
こうしてLittle Richardは再びロックシーンに帰ってきたのだ。
彼のアルバムは持っていなくてもBeatlesがカバーしていたのっぽのサリーやルシールなどは聴いた事ある人は多いと思う。
Chuck Berry もそうだけど僕は彼らが売れている頃をリアルタイムに知らないのでBeatlesやStonesと言った自分の好きなアーティストが歌うのを聴いて本家に辿り着くパターンで彼の事を知りました。
初めてLittle Richardがピアノを弾きながらシャウトする姿は観た時はそのカッコよさとインパクトの強さに驚きました。
Paul が良くLucileをカバーしていたんだけどその歌い方はLittle Richardそのままなんだよなぁ。
僕自身はLittle Richard のオリジナルのアルバムは1枚も持っていない。何年か前に二枚組のベストアルバムを買ってそれを愛聴している。
彼の代表曲はほぼ網羅されているのでとても重宝している。
つい先日もChuck Berry のドキュメンタリー映画Hail! Hail! Rock'N'Rollを観た時にインタビュー映像でLittle Richardも出ていて懐かしく思ったところだった。
そのインタビューでもLittle Richardのオーラ全開だったので思わず笑ってしまった。そのインタビュー映像に出ている人の多くは既に他界していた。そうだLittle Richardはまだ元気なんだ。これからも頑張って欲しいなと思ったところだった。
まさかそれから幾らも経たないうちに訃報が入るなんて‼️
一度でいいから彼のライブ観てみたかったなあ!
R.I.P. Little Richard