南の島で幼稚園の先生になろう!

帰国しました。日本で元気に職場復帰しています。

保育開始・入園式?

2006年08月14日 | ミクロネシアの幼稚園
日本は夏休み真っ只中ですが、こちら、ミクロネシアいやポンペイでは、今日はいよいよ幼稚園が始まります。不確かですが、ポンペイ以外の島はそれぞれ新学期が違うみたいです。

朝始まる時間は、8時と聞いていたので、行ってみるとなんとシニータは、部屋を空けてもう来ていました。

金曜日に聞いたとき「8時より早く来ることはない」って言っていたけど、ちゃんとやるときにはやるじゃないですか。

部屋の前になんとなく保護者と子供が集まり、出席を確認することもなく、小学校の合図の鐘がなって、「MAKE LINE」といってECE(幼稚園)の子供たちも並びました正直とても上手です。(日本より?)
今日入園したばかりなのに。

そして校長先生の話の後、一列になって100メートルくらい離れている校長先生の所まで行き、一人ずつ握手をして、そのまま教室を3つぶち抜いた多目的ホール?にいって座らせました。
校長が僕に「今日は何人いるの?」と聞いてきたので23人中19人です。と答えましたが、他の先生はわかっていなかったみたい。

僕は前からシニータに「ちゃんと子供の表を作ったほうがいいよ。男女をわけるとわかりやすいよ」(今ジェンダーフリーで男女に分けるのは良くないという意見もありますが)
そして子供の表を昨日作ってきました。それをつかって始業式の最中にシニータは子供をチェックしてくれました。

話は正直言ってかなり退屈。僕も紹介してもらいました。また校長は「ヒロヒト」と言って僕を紹介してくれました。「それは前の天皇の名前でしょう」といつも突っ込みますが。

子供はかなりがんばっていましたよ。日本の子より落ち着きあるかも?
途中一人他の友達にちょっかいを出す子がいたので、一緒に座っていました。
そこで嬉しかったことは、言葉はわからないけど、ちゃんと「それでいいよ」「それはだめだよ」ということが、言葉を解さなくてもアイコンタクトで通じるということです。
ほっとしました。これならどうにかできるかもしれないと。




式が始まる直前に子供は全員集合しましたが、名前が違う子がいてこれって飛び入り?
でしょうか?
終わるとすぐに朝食で給食室に移動。建物は違いますが歩いて10歩くらいかな?
メニューはバナナとミルク。
ちゃんと食べる前に一人ずつに液体石鹸を手につけて、洗って、消毒液に手をつけてからテーブルについて頂きます。
このときは、給食を作る人の仕事でお祈りもその人がして、何故か担任はいませんでした。
一人の子供に当てると、ちゃんとお祈りの言葉を立っていっていました。

終わると、それぞれきまったこちらが用意したタオルが入れれてあるロッカーがあり、そこで歯ブラシをとって歯磨き粉をつけて、砂時計で先生が時間を測りながら歯を磨きます。
その歯磨きを指導するのは何故か?PTAのような会の会長。
日差しの照りつける所でするから「ここは暑いから」っていっても言うこと聞きません。

幼稚園では最初に座って、アシスタントティーチャーが歌を歌って僕はキーボードで伴奏弾きました。でも何故か初めてなのに、一回歌ったらおしまいです。
それでは子供がわからないだろうってちょっと思いました。

そしてクラスですき遊び。サイエンスやアートのコーナーもありますが、人気は積み木やおもちゃがあるところです。
ボールを持った子供は外に出ても良いので、4-5人の女の子と外に出て、ボールをなげあったり、とちゅうから僕一人と子供4人で同時にボールを投げたりして遊びました。
遊んでいる所に大人用のバスケットゴールがあるので、それに入れようと子供はしますがそれは到底無理。なので部屋にあったダンボールを持ってきて僕がもって入れる遊びをしました。
入ると「マウ」(GOODの意味)を言うと笑顔で返してくれました。

そして片付けは僕の積み木ボックス効果があったのか、かなり片付けやすかったみたいですが、あまり片付けには力を入れていないようでした。

後トイレの使い方と遊具のある場所への行き方などを話した後は、11時30分のランチまでは、サークルになりながらも待ち状態。

僕が「トントントントン、ひげ爺さん」という手遊びを日本語でしました。
恥ずかしがってしない子もその子供にも「ちゃんと聞いていたね」と認めたのですが、なにせ英語なのもで。

1ヶ月はじっと見ておくつもりだったのですが、こども見ていると黙ってられないです。

今日は夕食時に今日の手遊びのポンペイ語版を教えてもらいました。
おじいさんにやってみると「面白いねえ」と受けていました。

昼食を食べて帰ります。バスを見送っていると他の先生はもうお昼ご飯食べ始めていました。

歩いて2-3分の家に帰るとお昼ごはんはカレー。ついでにひと風呂ならぬ、シャワーを浴びて再び学校へ。
家の子供たちに「もう1時だから学校に行かないと」と言ってから出たのですが、今日は学校昼まででした。

ポンペイ語の1時間の職員会議のあとに、今日子供たちが給食室で混乱したことはロッカーに名前や子供のサインがなかったことを伝えて、僕が家とか車とかでそれぞれの子供のサインを作りました。いつも任せることの多い先生も自然と手伝ってくれて、これは必要と思っているなあと。

やはり子供の前に立って保育すると胸が熱くなります。
そしてたとえ言葉が通じなくても気持ちが通じたときは最高です。
今日はデジカメで全員の写真を撮ったので明日までに覚えて挑みます。
明日もミクロネシアの子どもと炎天下の中、思いっきり遊びます。

そして明日は終戦記念日です。ミクロでシアでしか感じられない終戦記念日を送れればと思います。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする