南の島で幼稚園の先生になろう!

帰国しました。日本で元気に職場復帰しています。

ごめんね子ども達

2006年08月19日 | ミクロネシアの家族
今日は夜に子ども達に悪いことをしてしまいました。

今日はお祖父さんの息子さんのお嫁さんとお孫さんのお嫁さんがお葬式に行っていて、ひ孫の次男は遊びに行っていて、三男(小学4年生)と長女(小学3年生)の二人だけが家に残っていたのです。

食堂にいると二人だけ残っていて、顔はすこし泣き顔。ごめんもっと早く気づいてあげればよかったよ。

日本の幼稚園のフォトアルバムを読んで過ごしていると家の人が帰ってきました。お母さんはすぐに様子に気づいてくれて一安心。まだまだお母さんがいてほしいもんなあ。僕もお母さんもそんなときには僕の部屋にいって「遊んでとか困っている」って言いに来たら良いよと伝えました。

でもお母さんが(お孫さんのお嫁さん)そんな風にぼくのことを頼りにしてくれていることも分かって嬉しかったです。

はやくいつでも、家族から頼られる本当の家族になりたいです。そしてそう思わせてくれる僕の素敵なフォストファミリーです。
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十喜一憂

2006年08月19日 | ミクロネシアの幼稚園
今日の10時30分からの設定保育は、昨日のような子供の心が躍るとまではいかなかったです。僕の心の中に「子供をこういう風にしてやろう」という部分と、こちらの幼稚園教育の方針である知識的に教えるという部分をきっちり入れ込もうとしたこと、そして言葉の壁がうまくいかなかった原因です。

でも心は何故か晴れやか。
昨日は、NAPという好きな遊びの時間にいつものように子供は幼稚園の園庭で遊具を使って遊んでいました。昨日は自分は言葉がうまく通じないので、子供の細かいトラブルにも対処しきれないと、子供に申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
昨日仕事が終わってから同僚のシニータにそのことを話すと「あなたがポンペイ語をはなせないことはみんなわかっているし、気にしなくていいよ」と言ってくれました。

そんな昨日でしたが、今日もやはり自分が好きな遊びで他の先生が見ていなくても、ちゃんと子供の姿を捉えようとして姿勢を伝えたいと思い、子供といることにしました。

すると、困った子供が僕の所に「悲しい」と言いにきました。今日明日では駄目ですが、
b子供にこの先生は僕のことをわかってくれると感じてもらうには言葉の壁がある僕にはやはりじっくり子供と付き合い、共感していくしかないと思いました。

それに元気者で昨日僕にたたいてきてアブサレムくんが僕の背中に乗ってきたり、泣いている子を僕がなだめていると「大丈夫」と励ましたり、クラスの部屋の中では見せない部分を見せてくれました。他にもにっこりと微笑む子どもなども。

本当に日に日に「これがいい」「これはやめたほうがいい」など気持ちが移り変わったり、
喜んだり悲しんだりと一喜一憂ならぬ、十喜一憂です。それくらい嬉しいことのほうが多いという意味で。

たくさんの喜び、憂いがあるということは、まだまだこの国に浸っているのではなく、自分が新鮮な感覚でものごとを感じ取っているから思える感覚なのだと思います。
そんな一喜一憂、やはり十喜一憂をしていきたいと思います。
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怒り!

2006年08月19日 | ミクロネシアの生活
このブログは、嫌なことや批判的なことは書かないと決めていましたが、今日は書きます。ご覧になられて嫌な気持ちになったら、すいません。

今日私の小学校に元JOVCの方が来られました。その方は、南の島をヨットに乗って周り、それぞれの島で飛び込みで学校に行き、子ども達に「あなたの大切なものは何」と聞き、それを絵に描いてもらうことを目的にされているそうです。バックに大きなスポンサーがついているらしく、また目的として、子どもが自分の大切なものは分かるが人の大切なものを理解すること、人の大切なものを壊したりしないこと、それが開発教育の一環につながることを目的とされているそうです。

昼間に僕の家の庭に立ち寄られ、折角なので、お昼ご飯を僕の家族の好意で一緒に食べることになりました。ちょっとその日本人の考え方や話し方が気になっていたのですが。
日本語が堪能なお祖父さんをみるなり、「ビデオとっていいですか」と許可を得たものの、会ったばかりのお祖父さんの目の前まで近づけてビデオを撮り続け、言葉はほとんど「ため語」。「おじいちゃん、これおいしいわ」「これどうやってつくるん?」お祖父さんは日本語も堪能でちゃんと分かっておられるのに。
(もちろんわかっていなくても、そんな話し方をしてはいけませんが)。
ここは僕がお世話になっているホストファミリーなんだぞ。全然分かっていない。

彼は子どもに開発教育で人が大切にしているものは、自分が大切と思ってなくても壊してはいけないということを教えるために南の島を廻っているはずなのですが、
子どもは壊してはいけないこど、自分は他人が大切に思っているお祖父さんを傷つけても平気なのでしょうか。

そして、あげくの果てに「おじいちゃん何歳まいきたいと思ってる?」だって。ビデオ構えながら。あなたは自分の本当のお祖父さんが、会って間もない人に「何歳までいきたい」なんて聞かれたらどんな気持ちがするんですか???

僕はずっと元気にいて欲しいし、そのためにどれだけお祖父さんと暮らしながらそのことに気をつけているか。本当に悔しかったです。同じ日本人として情けないです。

僕がこの家にしていることはリスペクト(尊敬)。そしてお祖父さんのこと、本当に尊敬しています。そしてお祖父さんがおっしゃってくださる「日本人はよかった、礼儀正しかった」という思いを僕との2年間で崩すことなく、持ち続けて欲しいと思っています。

夜に家で「お祖父さん、今日は日本人がとても失礼な質問をお祖父さんにしてすいませんでした」と誤りました。お祖父さんは「いや大丈夫だから大丈夫」とおっしゃってくれました。
それは裏を返すと、とても嫌な気持ちをされたということです。

人のことをリスペクト出来ないひとは日本はもちろん、どこの国いってもコミュニケーションどころか、迷惑かけるだけです。

これも自分に置き換えて、気づかないうちに自分がそうならないように反面教師にしたいと思いました。

次の日も、パラグライダーか何かで近くから飛び立ち、何人もの現地の人に「君の友達が・・・」と言われたので、はっきり「彼は友達ではないし、彼のことは嫌いだ」と話すと納得してくれました。

自分したいことは誰でもどんどんしてもいい。でも現場でこれから暮らしていく人のことも考えてもらわないと本当に困ります。
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