南の島で幼稚園の先生になろう!

帰国しました。日本で元気に職場復帰しています。

お葬式&水面を見れば夕食がわかる

2006年08月16日 | ミクロネシアの生活
子供が帰り2時に緊急招集会議。もちろんポンペイ語で。議題はお金の話?
そして「お前はいくら払うんだ」と聞かれて、「WAHT’S KIND MONEY?」と聞くと、「ドルでも円でもいいけど」と答えるので、「WHY I NEED TO PAY MANEY?」(すいませんおかしな英語で)

よく聞くと「8年生の先生のお兄さんがなくなったので香典をするためだったのです」「いくらすればいいの?」と聞くと「5ドルかな?」「いや1ドルでいいよ、君はボランティアだから」と。「それって少ないよね」というと「いいからいいから」と。「日本でも同じように職場でお金を集めるけど、金額を決めて集めるんだ」と伝えると不思議そうでした。

それで終わったと思ったら同僚が「さあ窓を閉めて」というので???

今からお葬式に行くのだそうです。
あなたはどちらでもいいのって感じだったので、すかさず「行きます」と答えて、アロハに着替えて学校に行き、一緒に来るまで連れて行ってもらいました。

つくとすぐにご遺体のところに通されて、一瞬座ってすぐに席を立ちました。
そして同じ先生に聞くと「ご遺体が土の中に安置されるまでいましょう」ということなので、じっと2時間待っていました。

日本でも職場のご家族がお亡くなりになられると同じような雰囲気だなっと思いました。

そして悲しいときも嬉しいときもポンペイといえば、サカオと豚の丸焼きです。
ご遺族の悲鳴と共に豚の悲鳴も聞こえてきました。

日本も今は死語になりつつありますが「精進料理」とは感覚が違いますが、お通夜におすしをつまんでお酒を飲む感覚と一緒のような。ご遺体をまぎわまで布団に寝かせて、土に帰る時に棺に入れるのも一緒でした。

お亡くなりになられた方は「ビックタイトル」(高い村での位)を持っている上に、BIG FAMILYなのでとてもたくさんの人で埋め尽くされていました。400-500人くらいでしょうか?

警察官が出ていたので、こういうときに交通整理するしかないよなと思ったら、彼らはホスピタルポリスで、亡くなられた方が勤めていた関係だそうです。
なんでも話をよく聞いて感じないと「葬式は警察がでてくるもの」と感じてしまいそうです。気をつけないといけません。

いろいろと 文化習慣は違いますが、少し角度を変えてみると「これって日本で言うとこういうこと?」と共通点が見出せるように思います。

いつも「あれは違う、これが日本だったら」ばかりではなく、ミクロネシアのよさや日本との共通点などの視点をもってかかわることを大切にしたいです。

追記
葬式後に家に帰ると鍵を部屋に置き忘れてお祖父さんが帰ってくるまで部屋に入れないことに気づき、教会が終わるまで、教会と家との間の橋で待っていました。

すると川上から鶏の羽が浮かんできます。これは紛れもなく僕の家からです。
「今日は鶏か」と水面を見ると夕食がわかります。

とても自然な感覚で、心地良いです。
コメント (1)
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