南の島で幼稚園の先生になろう!

帰国しました。日本で元気に職場復帰しています。

子どもへの優しさと厳しさどちらと見るか?

2006年08月24日 | ミクロネシアの生活
午後の部

今日も一日の仕事を終えて帰ろうとした時、学校の近くのお店前で大人数人が子ども一人を叱りつけています。そしてその子のもっていたものを取り上げて、もっていた棒で何度か叩いていました。理由がわからないので近くの人に聞いてみると「お店に入って何かを取っていったみたいだ、それはいけないこと」と言っていました。
怖いなあと思う見方もありますが、やさしいのでは思いました。
日本なら即警察ですが、叩きこそすれ叱ってそれで許すというのは、日本の今の現状にはないように思います。お店には「いかなる万引きも警察に通報します」と書いてあるのが常識ですから。

午後の部

昼ランチを取ると、1時まではウクレレタイムです。
今はこの間来られた日本人のために練習した「夢をあきらめないで」を子どもと歌っています。
そして、昨日は校長先生と話をしたように自分から積極的に午後も動いていこうと思いました。
そのひとつが清掃。
私の学校はかなり綺麗のですが、それでも校庭には紙くずや空缶があります。全部拾ったらちょうど50リットルくらいのビニール袋半分になりました。
それってちょっといかにも掃除していますって感じでわざとらしいのでは?といわれる向きもありますが、幼稚園の前が汚いなあと思ったので、それじゃあ校庭全部しようと勢いでしました。

とりあえず、掃除はどこの国に行ってもしていて怒られることはないし、人の邪魔はしないし、私達の意義である日本人の意気込みを見てもらうのにもいいのではと思います。

きっと誰も何も言わないし、そんな成果を期待してはいませんが、できるだけ幼稚園だけにとどまらず、自分ができる仕事を捜していくスタンスは忘れないようにしたいと思います。

そして子どもが怒られているときに先生たちが帰宅するバスが通り過ぎてきました。
子どもが怒られるのも見ていたけど、そのままいってしまいました。
それも無責任と見るか、学校以外のことは地域の教育力に任せていると見るかによって異なると思います。

「こんなこと考えられない、なんで?」ではなく、現地の人の思いや背景を考えながら一つ一つ判断していきたいと思います。

写真は近くの川で魚をねらってゴム鉄砲で遊んでいました。
子どもは遊びの天才です。

僕も見習わないと。
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お祖父さん激怒&絵画

2006年08月24日 | ミクロネシアの幼稚園
今日は午前の部のブログと午後の部のブログ2つに分けました。
まず午前の部。

今週に入って、家で夕食を食べて部屋に帰ると、すぐにベッドで眠り込んでしまいます。
自分なりにかなり疲れているのだと思います。
火曜日に家の子どもの誕生日があって、アイスクリームを食べたとき、ジーンときて、自分の体が自然と甘いものを欲しているのだと感じました。

今日は昨日からアシスタントの先生に次の絵画をすることを聞いていたので、6名を受け持って絵を描きました。
①紙の上にのりで丸の形を子どもが描き、その上に砂をおいて絵にすること、(砂絵)
②毛糸に絵の具をつけて、紙の上に丸くおいて毛糸を紙の上から放して絵にすること
(糸絵)
③指に絵の具をつけて自由に子どもが丸を描くこと(フィンガーペインティング)

以上3つの絵の遊びをしたので、かなり大変でした。子どもの名前のスペルがまだわからないので、絵に名前を描くときに慌ててしまいます。

子どもは、描くときは集中するのですが、描き終わると大騒ぎでそれらが課題です。

今日は同じ小学校で数学の教員として働いている仲間が幼稚園の様子を見に来てくれました。
絵を描くのを見て、紙や絵の具を幼稚園が使うのを見てびっくりしていました。
やはり小学校に比べて、幼稚園は教材や給食など恵まれていることが多いように思います。
あと「幼稚園はかなり大変ですね」と。

今日は見に来て貰いましたが、僕もまた反対に見に行きたいと思います。
日本人同士が互いの仕事ぶりや仕事の内容を理解することが大切ですね。

昼ごはん、ランチを持ってきてもらうと職場の仲間に勝手にシェアーされたら困るので、家に帰えりました。
するとおじいさんのお嫁さんが僕にこっそり話をしてくれました。

おじいさんがとても怒っていると。
理由はサカオ。
サカオとはこちらの独特の風習で、アルコール分のないお酒を家で育てた植物の根っこから作って飲むのですが、お孫さんのお嫁さんは、おじいさんに許可なく作ってしまい、おじいさんが怒っていると。

この家では何事もまず最初におじいさんに聞いて許可を得ることが大切です。
それが家のルールや秩序を守る大切なことだと。

こういうときに間をとりもってくれたり、僕に「いまおじいさんが怒っているから、なにも聞いたりしたらだめですよ」と教えてくれたりするのもおじいさんのお嫁さん。

彼女のご主人(おじいさんの息子さん)はハワイで仕事をしているので、もうすぐハワイに帰ります。正直彼女がいなくなるとかなり不安です。

いろいろ家族内にもトラブルは起こります。一人暮らしをしていれば、こんな思いはしなくてもいいのですが、「やっぱりおじいさんに言わないといけないよね」とか「今日はおじいさんにこういう風に接してね」など家族同士でしか出すことのない気持ちを言い合うことも大切なことです。

家族からのリクエストで今日はおじいさんに僕から話しかけることはしないと約束しました。

お嫁さんに「僕が家にいるからおじいさん機嫌が悪くなっていることはないですか?」と聞くと「それは絶対ないから大丈夫だよ」といってくれました。

おじいさんがこれ以上怒らないように僕の行動も気をつけます。

夕食は、お祖父さんのことが気になって、何食べているかわからない感じでした。
(ちょっと気を遣いすぎてしまっているかも知れませんが)

仲間から「明日コロニアに遊びにおいで」と言われましたが、みんなは自由に遊びに行けますが、僕はお祖父さんが機嫌よかったらいけるって感じです。
(もちろんいきたければいけばいいですが、お祖父さんにあまり寂しい思いはできるだけさせたくないので)

そんな気を遣う必要ないよって仲間には言われますが・・・・
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