石兎の風流日誌

日常に考えた事を俳句・短歌で綴る。

其々の首長・・・

2010-05-19 00:58:53 | 日記
 ここ数日、私のアンテナに引っ掛かった二人の首長・・・国政・県政と立場は違えるが、私達の代表である。然るにマスコミ記事の内容が余りにお粗末で、日本の未来は~と思ってしまう有様だ。

 =鳩山総理の場合=
 米国の有力新聞が、総理のファッションセンスは、最悪だと酷評している。しかし、サブプライムローン問題を引き起こして、世界経済を混乱に落し入れて、世界中に迷惑を掛けた米国のマスコミが、世界に何の迷惑も掛けてない日本の総理大臣を批判する資格が有るのか。
 正直あのシャツは私の目からも凄かった。(総理にはプロのスタイリストが必要だね)それでも、せいぜいタブロイド紙あたりの面白記事どまり。有力紙のニュースになり得る物か。これではもう、うがった見方をしたくなる。
 
 全く、米国の有力新聞は、米国政府と結託して、普天間基地移設問題を引っ繰り返した鳩山総理に意趣返しのネガティブキャンペーンをしている。


 =東国原知事の場合=
 私は、宮崎県の東国原知事が大嫌い(その理由は、彼の過去の芸人時代の所業と、知事になってからは、国から金を取る事しか考えていないように見受けられるからだ。彼は、古いタイプの政治家だ)なので、今度の事件(口蹄疫の蔓延)も、彼が知事の職務に精勤していたら防げたはずだと、厳しい物言いが付けたい。何しろ、畜産王国の県の知事で有りながら、東国原知事が、県民に口蹄疫が、発生している香港や中国への旅行を控えるようにと呼びかけた形跡が無い。
 全く、マスコミにちやほやされて、浮かれて東京にばかりいるから、そういう事になるんだ、と酷薄だが言いたい。

 反面教師と言う諺もある・・・我が県の状況もちょと心配だ。対策は万全であろうか。仲井間知事働いていますか!!


  『 梅雨の雨 よく降るけれど 梅雨寒に  成らずに暑く 蒸し風呂の事し 』

  『 老いらくの 恋は惨めで 情け無く  ただ懐かしい 若き日の恋 』       石    兎 

抑止力・・・

2010-05-10 01:44:07 | 日記
 大型連休が終わった途端に、沖縄(南西諸島)は、梅雨入り宣言が出た。昨日も朝から降ったり止んだりの梅雨らしい一日であった。
 連休中は、ずっと、晴れの日が続いたので、観光業界と関係の深い仕事をしている身内の話しでは、観光客がどっと店に押し寄せて、心配していた上海万博の影響は無かったそうだ。まあ、良かったと言う感じだ。

 沖縄は、長い梅雨の時期に入った訳だが、鳩山総理も、普天間基地の移設問題を五月末までに解決するなどと我を張らずに、長い目で見て最良の解決策を沖縄県民の為に出してもらいたいものだ。

 日本国憲法第十四条一項で、総ての国民は、法の下に平等であって、人種・心情・性別・社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない、と有るが・・・沖縄県民は、地理的理由で日本政府に米軍基地を押し付けられると言う政治的差別待遇を受けている。これは、明らかに法の下の平等を明記した憲法第十四条一項に違反する。
 百歩譲って、米国海兵隊が、北朝鮮の暴発や台湾海峡有事の抑止力になるとしても、緒戦(日本や米国が先に仕掛ける事は、まず無いと思うが)では、戦闘機やイージス艦による反撃と言う事に成るので、米国海兵隊は、グアムや九州に居て構わない。

 全く、北朝鮮や中国が仮想敵国なら、両方の首都に近い九州こそ、米国海兵隊の基地にもっともふさわしい。


  『 咲き誇る 白百合の香 立ち籠める  五月の宵の 仄暗き花壇 』

  『 カサささぬ 美少女に 梅雨の雨 』

  『 梅雨の雨 灯りも滲む 街の宵 』                      石    兎

普天間基地修正案・・・

2010-05-07 01:21:28 | 日記
 鳩山総理が、沖縄県に来県して、前政権の辺野古案の修正案を提案した・・・無論、宜野湾市の伊波市長は、鳩山総理の提案に反対して、五月末と期限を切らずに普天間基地の県外国外移設の為に努力するようにと、鳩山総理に訴えた。

 いや、もう、これで鳩山総理の政治家としての全容が判然と見えた。鳩山総理の普天間基地県外国外移設の表明は、選挙の時だけの票欲しさの出任せで有ったのだ。

 鳩山総理は、信念の政治家ではない。鳩山総理は、総理大臣の椅子に坐りたかっただけの政治家だ。

 何故、移設予定の普天間基地が、辺野古と徳之島の二つの基地に化けるのか。全く理解に苦しむ鳩山総理の提案だ・・・これでは、米国海兵隊は、焼け太りだ(一つの基地を返還して恩を売る。グアム及び辺野古基地の最新鋭化加えて新規の徳之島基地をも日本国の金で手に入れる)。好い面の皮は、沖縄県民と徳之島島民だ。

 全く、外務官僚と防衛官僚は、米国に好い顔が出来ると北叟笑(ホクソエ)んでいる事だろう。


  『 鯉幟 上げて嬉しき 親心 』

  『 沖縄や 入梅宣言 空怪し 』

  『 入梅や 総理の嘘に 泪する 』              石    兎

上海万博・・・

2010-05-04 13:16:09 | 日記
 上海万博が始まって、各放送局のテレビ報道を見ていると、中国の混乱振りばかり報道していて、何だかあら捜し報道に夢中になっているようで情け無い。
 最早、どんなに中国の発展振りに羨望嫉妬しようが、日本人が変わらない限り、既に凌駕されている軍事力は固より抜かされようとしている経済力でも中国は日本の先をどんどん行く事に成るだろう。

 中国は、完全な独立国家で有るのに、日本は、半独立国家だ。その差は、歴然としている。中国の国家防衛戦略や国家経済戦略はシビアだが、日本の国家防衛戦略や国家経済戦略(それは、或いは、無いかも知れない)は、半端だ。日本人が、憲法九条や日米安保条約にしがみ付くのを止めて、完全な独立国家を目指さない限り日本の未来は、日本人の未来は限り無く暗いものになると、私には思われてならない。

 いや、全く、中国の事を思うと何時でも対抗心が出てくるから、困ってしまう。私は何も、日本が好戦的な国になって欲しいと思っている訳ではない・・・ただ、日本が、完全な独立国家になって欲しいだけだ。


  『 白百合が 寄り添いて咲く 電柱 』

  『 清明の 時節になりて 白百合の  自生の山野 往時を思う 』         石    兎