石兎の風流日誌

日常に考えた事を俳句・短歌で綴る。

中国の台頭

2009-11-22 03:47:14 | 日記
 どうやら、バラク・オバマ米国大統領の中国訪問は、米国のマスコミには、弱腰外交として、不評だったようだ。
 
 最早、米国にも全く譲る気配を見せなくなった中国。このまま、中国が発展を続けていくと、一体どんな国になるのか・・・尊大なだけならまだいいが、それが、傍若無人な振る舞いになった時に、中国をどうするか。正に、大問題だ。
 
 史上最強の国家で有る米国と対等に渡り合う中国が、日本を如何見ているかは、最早明らかだ。鳩山総理が主導するアジア重視やアジア番経済圏も二酸化炭素削減問題も、中国の無視で虚しい結果に終わるだろう。
 軍事力で日本を遙かに凌駕してしまった中国は、日本を全く見縊っている。
 
 私は、ある中国人学者の言葉を、忘れる事が出来ない・・・テレビで、「 日本は、大人しく中国の工場になるべきだ 」と、その中国人学者は言ったのだ。


  『 何時なりと 腹が切れると 北風に  向かって吠える 荒ぶる男 』

  『 見縊られ 冬の月見る 旧道 』                       石  兎

米軍基地

2009-11-17 06:11:40 | 日記
 日曜日朝九時からのNHKテレビの討論番組を見ていたら、つくづく沖縄県民で有る事が情けなく嫌になった。
 
 討論に参加していたのは、民主党の政治家二人と後は、元官僚に学者で有った。民主党の二人の政治家は、本当はやる気が無いのに普天間基地の県外・海外移転を主張して選挙に勝ってしまった結果への辻褄合わせに汲々とするばかりで有り、元官僚と学者は、沖縄に米軍基地が有るのは、当然だと言う主張をするばかり。
 彼等には、今度の政権交代をもたらす事になった選挙の沖縄県民の民意が全く通じていなかった・・・沖縄県には、自民党の衆議院議員は一人もいない。
 沖縄県民は、どんなに合理的な理由が有ろうとも、もう米軍基地はいらないと、言っているのだ。
 英国の香港統治だって、ちゃんと期限が有ったのだ。民主党連立内閣は、米国政府と交渉して、沖縄の米軍基地租借の期限を定めるべきだ。沖縄県民の立場からは、エンドレスの米軍基地なんて、考えられない。

 ええい、期限を切れ、期限を・・・全く、何時までだ。

 
   『 選挙で 発した言葉 忘れない  鳩山総理 言った通りに 』

   『 北風の 吹き募る午後 気鬱増す 』                    石   兎

逃亡者

2009-11-14 11:23:55 | 日記
 逃亡者が、終に逮捕された・・・被害者の父親は、遠くイギリスの地で、テレビのインタビューに応じて、整形までして逃げ延びようとした市橋容疑者は、悪魔のような男だと語っていた。私は、娘を殺害された、悔しさや怒りを思えば、無理も無い思いだろうと、感じた。
 
 しかし、それにしても、今年の後半になってからの異常な犯罪の発覚(二人の女が関係する複数の男の死亡事件)や続発は、最早、日本が安全な国家では無いと言う事を証明している。実に残念な事だ。
 世は、正に百鬼夜行・・・誰もが犯罪に巻き込まれる恐れが有る。事此処に至れば、自分の身は自分で守ると言う気概を持つしか仕方が無いだろう。へへへ、私は、毎日走って逃げ足を鍛えている。
 
 犯罪者の餌食にならない為には、先ずは、君子は危うきに近寄らず・・・だ!


  『 霜月の 半ばの天気 定まらず  雨の心配 欠かせぬ散歩 』

  『 枯れ菊や 路傍の鉢に 無残なり 』           石   兎

朝貢への回帰

2009-11-11 23:47:32 | 日記
 選挙中は、あれ程判然と、普天間基地の県外・海外移転を主張していたのに、選挙に勝って政権を取った途端に腰が引けてしまった鳩山総理。
 全く、何が対等な日米関係だ。
 鳩山総理が、主張を変えて、沖縄県民を裏切るなら、沖縄県民にだって、考えが有る。

 では、沖縄県民の考えが反映している小話を一つ・・・

N 「比嘉、お前、日曜日宜野湾の集会に参加したか」
H 「日曜日の集会・・・・」
N 「普天間基地辺野古移転反対の集会だよ」
H 「ああ、いや、参加しなかったけれど、心は、一つだよ」
N 「ははは、心は一つか。比嘉お前、旨い事言うな」
H 「な、何だよ、皮肉か。仲間、お前は集会に参加したのか」
N 「はは、参加したかったけど、拠所無い用事が有ってさ、参加できなかったよ。でも、お前の言う通り、心は一つさ」
H 「へへへ、しかし、本当に米軍基地には、うんざりだよな、仲間」
N 「ああ、うんざりだよ。政府が、エンドレスで、米軍基地を沖縄に押し付ける気なら、もう、沖縄は、日本から独立するしか無いよな」
H 「ああ、全く、その通りだよ、仲間」
N 「ははは、比嘉、新琉球独立党を結成して、独立運動を始めるか」
H 「ああ、賛成、賛成。日本から独立して、又中国に朝貢したら、充分やっていけるよ」
N 「そうだよ、その通りだよ。比嘉、独立運動やるか」
H 「ああ、やろうぜ、仲間」


   『 立冬の 大集会 基地いらぬ 』

   『 これからは 中国の世か 帰り花 』       石     兎

島包み闘争(シマグルミトウソウ)

2009-11-10 01:04:20 | 日記
 日曜日、宜野湾市の海浜公園で、名護市辺野古への普天間基地移転反対の集会が開かれ、二万人以上の人々が参加したようだ。
 驚いた事に、その集会には、保守の那覇市長も参加したのだ。何だか、島包み闘争( 祖国復帰運動 )の再来を予感させるような大集会であった。

 沖縄県の政治状況は、変わった・・・現在沖縄県選出の自民党の衆議院議員は一人もいないのだ。
 全く、過去( 復帰運動当時 )の沖縄県革新勢力のシンパで有った私は、心躍る政治状況だ。


  『 立冬の 大集会 参加せず  然れど心は 共に有ると言う 』

  『 立冬の 大集会 欣喜する 』                      石    兎