石兎の風流日誌

日常に考えた事を俳句・短歌で綴る。

地震

2010-02-28 00:32:10 | 日記
 昨日未明の地震には、驚いた。震度5弱、99年振りとか・・・生まれて、初めての地震による恐怖体験で有った。私は、叫び声を上げながら、ただただ寝床で地震に揺すられた。

 今、冷静に私の危機管理の無さを反省して見ると、それは、沖縄には、建物が潰れるような地震は無いという思い込みによるものだと解った。

 私は、地震に対処する方針を、決めた。建物の中に居る時、地震の揺れが大きいと判断したら、直ぐに外に出る。それしか、身を守る方法は無い。私は、別に長生きしたいと思っている訳では無いが、何しろ、建物の倒壊で圧死するのは、御免だ。


    =   犬   =

  広漠たる宇宙の片隅のこの小さな惑星で、
  
  孤独な寂しい魂に寄り添う犬。
  
  ああ、お前は、神の送りし憐れみか。

                         石    兎

 

メダル・・・

2010-02-27 00:37:02 | 日記
 又、又、又、キム・ヨナの事を書く羽目になった・・・金メダルは、思った通りにキム・ヨナが取った。(プレッシャーの中完璧であった演技は偉かったとは思うが)

 しかし、それにしても、キム・ヨナの得点は、異常に高過ぎる。審判の連中(毒饅頭喰らったな)と悪意で思ってしまった。あれでは、浅田真央が、幾ら完璧に滑ったとしても、キム・ヨナを上回る得点は出なかっただろう。何しろ、審判達の態度は、初めからキム・ヨナ有りきなのだ・・・浅田選手だけでなく、他の日本選手の採点も低過ぎと思ったのは私だけか?(悪意の思考が、だだもれしそうだ)

 主観の入る採点競技は難しい。難易度の高いジャンプに対しての採点がコンビネーションジャンプより低いなんて有りなのか・・・フィギュア競技は、根本からスポーツの概念を忘れたのではないか。

 いや、もう、スポーツの祭典で有るオリンピックにキム・ヨナのお色気演技は沢山だ。行け、アイス・ショーへ、行け・・・


   =   早  世   =

  あの人は、逝った、花咲く春に。
  それは、良家の子女らしく、突然の死であった。
  元より、二人は、縁なき衆生であったが、
  初めて、出会った時の、あの人の可憐な美少女振りを、
  私は、忘れない。
  ああ、不時(トキナラズ)して散った人の哀しくも
  美しき一生。

                               石    兎

アスリートの感想・・・

2010-02-26 00:52:11 | 日記
「ねぇ~見た。フィギュア、見た」
「ああ、見た、見た」
「キム・ヨナの点数、絶対に変だよね」
「うん、変だよね。真央ちゃんの方が難しい技決めていたのに、キム・ヨナの色気むんむんの演技が高く評価されるなんて変だよ」
「そう、そう、キム・ヨナの演技って色気を前面に出して、嫌らしいよ。フィギュア・スケートは、スポーツでしょう。スポーツで何で、あんなに色気が評価されるの」
「ふふ、審判は、男が多いんじゃないの」
「ははは、そうとしか思えないよね」

 私は、陸上競技場の正面スタンドの下で、二人の女子学生の会話を聞きながら『全く、その通り、スポーツになんで色気が必要何だ』と心の内で、相槌を打った。準備運動を終えた二人の女子学生は、照明の燈っているグラウンドに飛び出して行った。


   『 スミレ咲く 路地の細道 夕間暮れ 』

   
     =  結 局 あ の 人 は  =

  浮かれた黄昏の街。
  皆、勝手に、てんでばらばらに歩いている。
  結局、あの人の美しさも、私にとっては、何の意味もなかったのだ。
  畜生、勝手にするさ。
  拗ねた顔して、肩で風切れば、私は、もう、一端のやくざ者だ。
  しかし、愚かな私には、何とも似合いの役所だ。
  人生は、狂言仕立ての回り舞台さ。
  あっと、言う間どんでん返し。
  泣いちゃいけない。
  これは、喜劇だ。

                                    石   兎

採点競技・・・

2010-02-25 07:30:33 | 日記
 オリンピックの採点競技は、矢張り、疑問が多い・・・韓国のキム・ヨナ選手の得点は、余りに高すぎる。開催国のカナダの選手の演技には、審判達が観衆の声援にあおられて、高い得点を出しているようにしか思えない。

 メダルが決まる次の演技では、出来る事なら、念力を送ってキム・ヨナやカナダ選手を転けさせたいと思った程、審判達の採点は私意的だ。

 いや、全く、昨日は冷静にテレビを見る積りでいたのに熱くなってしまった。


  『 弟の 急死で知る 同胞(ハラカラ)の  たった一度の 奇しき縁を 』       石    兎

オリンピック・・・声援

2010-02-23 00:58:15 | 日記
 カナダのバンクーバーで行なわれている冬季オリンピックは、前半が終わった訳だが、日本選手団の成績は、銀一個・銅二個だ・・・まあ、前のトリノ・オリンピックの金一個の成果を思えば、上出来だろう。

 そもそも、常日頃、何の手助けもしてい無い私(大多数の日本国民)などが、頑張っている選手達を、メダルが取れないと批難するのは僭越の沙汰だろう。
 ここは、心静かに、奮闘している選手達を応援しながら、成果を問わず、バンクーバー冬季オリンピックを楽しむのが公平公正な態度だ。

 熱くなって、成果を求めて、選手達の長年の努力を罵倒するのは間違っている。


   =  ア ワ モ リ  =

  浜辺の砂の上に酔って眠るは、
  無頼の青年。
  彼は、どんな夢を見るのか。
  アワモリの一気飲みにぶちのめされて、
  夢どころではないのか。
  あの時、誰の手が、酒瓶の一撃から、
  彼を救ったのか。
  神の慈悲か。
  ああ、粉砕されずに残った、
  汚辱と混沌の彼の小宇宙。


  『 先立った 弟と何時 別れたか  思い出せない 情け無い兄 』        石   兎