石兎の風流日誌

日常に考えた事を俳句・短歌で綴る。

大相撲・・・

2010-07-27 01:04:59 | 日記
 何かと騒がしい今場所・・・横綱白鵬が、名古屋場所で、大横綱大鵬の連勝記録を破って、歴代三位になった。一人横綱として、重責を立派に果たしたと言えるだろう。
 
 それにしてもこれは、何かの符丁なのであろうか。騒ぎの発端が、記録保持者の部屋とは。そして、今場所での記録更新。

 私は、大横綱大鵬の晩年を思うと、涙を禁じ得ない・・・大病の後の娘婿大嶽親方の野球賭博による解雇。全く、踏んだり蹴ったりの感じだ。

 歴代一位の優勝記録を誇る偉大な大横綱大鵬のこの晩年の不運は、一体何故なのか。私は、自分では如何する事も出来ない宿世の縁を、つくづくと思った。


   『 遠雷に 帰りを急ぐ 宵の街 』              石    兎

悪戯・・・

2010-07-22 00:52:06 | 日記
 笑い話を一つ・・・「わあ~」と歓声が聞こえたので、振り向いたら、女子高生達(四,五人はいたか)が、歩道橋の上から、此方(コッチ)に向かって、手を振っていた。
 私の後ろを歩いていた三人の男子高生の一人が、「おお」と声を上げて、彼女達に向かって手を上げて応えた。
 「わあ、ははははは」と笑い声が爆笑して、「あんたじゃ、無いよ」と女子高生の一人が、大声で言った。
 「ええ~」と手を上げた男子高生は、ぱっと、彼女達に背を向けた。

 いや、全く、今時の女子高生達は、罪な悪戯をする。


  『 神の加護 祈るその身は 浮き草の  その日暮(ヒグラシ)の 風の吹くまま 』      石    兎

マスコミと政治家・・・

2010-07-21 05:05:48 | 日記
 マスコミは、これまでずっと、総理大臣の首取りゲームに熱中して来たが、流石にこうも短期間に総理大臣が、ころころ代わったのでは、対外的に不味いと気が付いたのか・・・参議院議員選挙で大敗した菅総理を庇って、菅総理は辞める必要は無いと言う世論調査の結果を発表し、菅総理擁護のキャンペーンを始めている。

 しかし、政治家に取って一番大事な選挙のトップとして大敗した菅総理は、最早死に体だ。菅総理が、地に落ちた求心力をもう一度高める為には、小泉元総理の電撃的な北朝鮮訪問のような政治的手柄が必要だろう。

 元北朝鮮工作員の金賢姫さんが来日してると聞いた。このタイミングでの拉致被害者家族会との会見・・・穿った見方をしそうだ。実を伴わない政治的利用だけは勘弁だ。


   『 戦前に 遊郭有った 大平(オオヒラ)の  静かな路地の 七月の夕 』     石    兎
 

祭り・・・

2010-07-20 16:49:43 | 日記
 沖縄県、U市の夏の最大の最大イベントで有るてだこ祭りは、終わった。いや、全く、やっと祭りが終わって、やれやれという感じだ。
 いや、いや、何も私が祭りに係わって苦労してのやれやれではないのだ。私のやれやれは、祭りの期間中(準備期間も入れて)一週間もメーン会場として押さえられていた、市の陸上競技場が、やっと使える用になると言うやれやれなのだ。
 運動ホリックの私にとっては、一週間のブランク(私は、ロードを走るのが嫌いなのだ)は、辛い。

 しかし、てだこ祭りの時期になると、憂鬱になる私は、大人げなくて情けない。

 そう言えば、今年のてだこ祭りは、怪音と共に始まったのだった。確か、先週の月曜日の事だったと、思うが。

 私は、夕方、路上で「ゴー」と言う胸騒ぎがする空鳴りの怪音を聞いた。私は、思わず夕空を見上げたのだが、夕空には、戦闘機や旅客機の機影(飛行機雲も)は、確認出来なかった。
 家に帰って、家族の者に話したら、「飛行機の爆音 (U市は、問題の普天間基地の滑走路の延長線上にあり、米軍の飛行機が市上空を斜めに低空飛行で飛んでいくのだ。ユンケルの昔のCMの用に二四時間戦えますかの軍隊、真夜中から明け方の爆音には頭に来るが) だよ」と、一蹴された・・・(はん、俺は、ちゃんと晴天の夕空を見上げて捜したけれど、飛行機の機影は、何処にも無かったよ)と私は、反論したかったけど、沈黙した。何しろ、幻聴と言う事も有り得るのだ。私の幻聴だったら、恐ろしい。体調の変調か、精神の変調か・・・何方にしても恐ろしい。

 何はともあれ、祭りは終わったのだ。走り込んで気鬱な変調は、汗と共に流してしまおう。


  『 夕立や 哀れ濡れる身の 野辺の道 』

  『 家で聞く 打ち上げ花火 夜の九時 』

  『 夏祭り 賑わう屋台 思い出に 』               石     兎

百戦不敗の術・・・

2010-07-19 00:31:00 | 日記
 幕末、新撰組隊士として、活躍した斎藤一は、実戦談語り残しているが。「実際の斬り合いになると、無我夢中で刀を振り回すだけで、太刀行きの速さが総てだ」と彼は言っている。

 今、自らの著作で、武芸には、百戦不敗の術が有ると主張している有名な古武術家がいるが。私は、仮に百戦不敗の術が有るにしても、その術を体得出来るのは、万人に一人の天才だけだと、思うのだが。


   『 梅雨出水 車も人も 流し去る 』

   『 梅雨出水 その恐ろしさ 限り無し 』             石   兎