石兎の風流日誌

日常に考えた事を俳句・短歌で綴る。

女優vs総理  アレ!勝者は・・・

2009-10-28 02:29:57 | 日記
 市の陸上競技場で、走り終わって、自動販売機でコーラを買い一服する為に、何時もの場所で有る正面スタンドの下に行ったら、既に学生達が占拠していて坐る場所が無かった。仕方が無いので、私は陸上競技場の外周に出て、歩きながら、コーラを飲む事にした。緩り歩くという事は、走った後のストレッチになるのだ。

 次に書く事会話は、私の前を歩いていた四十代後半の年頃に見えた男達の話だ。

A「夕方のテレビのニュース見たか」
B「いや、見ていない」
A「そうか」
B「何だ、何か重大なニュースでも有ったか」
A「いや、重大という訳では無いが、大事なニュースでは有るんだよな」
B「何だよ・・・話せよ」
A「お前は、鳩山総理の所信表明と、酒井法子の裁判とでは、何方が重要なニュースだと思うか」
B「そりゃ、総理の所信表明の方が、重要でしょう」
A「そうだよな。鳩山総理の所信表明より、酒井法子の裁判が、テレビのトップニュースになるのはおかしいよな」
B「ああ、確かにおかしいけど、俺にとって、重大なのは、今晩缶ビールが三本飲めるかどうかだな」
A「おい、お前・・・ビールも自由に飲めないのかよ」
B「ああ、ワイフが煩いんだ」
A「はははは、情け無いな」
B「ああ、情け無いよ」

   『 野鳥の 声騒がしき 午後の庭  去った台風 強風残す 』

   『 晩秋 騒つく胸を 抑えけり 』            石   兎

遺骨収集

2009-10-27 02:02:17 | 日記
 先週は、迷走の秋台風の余波で、雷鳴と豪雨の午後から始まり週末終日大雨と、恵みの雨であった。これで、十一月、十二月の水不足は、心配しないですむかも知れないと思った。
 全く、沖縄県は、一年中水不足の脅威に晒されている。何か、決定的な水不足解決の方法は無いのだろうか。
 雨頼み生活は、何時まで続くのだ・・・

 さて、話は変わるが、週末夕方のテレビのニュースで、本土の高校生達が、遺骨( 沖縄戦の死者達 )収集をしているのを見て、驚きと感動を覚えた。私が、子供だった頃には、洞窟や山野には普通に人骨が有った。しかし、人骨は、何度見ても胃がギュウと縮む思いがする不気味な物だった。

 いや、全く、遺骨収集の高校生達に無条件に頭が下がった。


       ・・・テレビで遺骨収集の高校生達を見て・・・

   『 沖縄で 骨を拾えば 秋の声 』

   『 若人等 沖縄戦の 死者達の  埋もれた骨 掘り起こす秋 』   石   兎

煩悩

2009-10-22 21:02:39 | 日記
 私は、別にナルシストではないが、生涯髪の毛はあって欲しいと思っていたので、遂に、通販で育毛剤を買って使い出した。
 
 育毛剤を頭に振り掛けるようになって、まだ、一ヵ月も経っていないので、結果の程は全然解らないのだが。半年後・一年後、私の髪の毛がぼうぼうに生えても、業者の回し者だと思われたくないので、結果や育毛剤の名前は発表しない・・・悪しからず。
 
 因みに、私は、五十代の男にしては、髪の毛は有る方だ。まぁ~要するに、転ばぬ先の杖だ。
 ははは・・・全く、愚かな煩悩だが、私は、ちゃんと育毛剤の効能を見切る積もりでいる。


   『 煩悩や どうにもならぬ 秋渇き 』

   『 懐かしく 窓見上げれば 秋燈 』          石    兎

幕退きの選択

2009-10-21 01:41:25 | 日記
 私は、加藤和彦氏作り出す音楽のファンではなかったので、彼の自殺には、判然言って、何の驚きも無かったが。しかし、マスコミ報道で一寸出た彼の遺書の内容には、考えさせられた。
 
 加藤和彦氏は、遺書の中で、音楽CDが売れなくなった今の世の中は、音楽を必要としている様には思えない・・・もう、こんな世の中で、生きていたくないと訴えているそうだが、それは、何だか、私には、筋違いな訴えのように思われた。

 生涯流行児で終わった芸術家は、余り多くはいないと思うのだが。加藤和彦氏は、世間的には成功した音楽家で有ったのだから、自分が作り出す音楽が世の中に受け入れられなくなった事を、世の中が悪いと愚痴って自殺するより、自分の才能は、もう枯れてしまった、だから生きていたくないと、遺書に書いて自殺した方が潔かったような気がする。

 気鬱を患っていたと漏れ聞く。幕退きの選択を掛け違えたのであろう・・・
 加藤和彦氏のご冥福を祈りたい。


   『 晩秋 長い散歩の わだかまり 』

   『 屈託の 有りし夕べの 秋の声 』         石   兎

夢・・・

2009-10-17 12:59:16 | 日記
 実に、奇妙な夢を見た・・・
 
 小学校から高校まで、同じ学校に通った同級生の女が二人、二十代後半(私は、十八才以後の彼女達を全く知らない)の姿で私の夢の中に現れて、それぞれ赤ちゃんと幼児を突き付けて、「 貴方が、結婚して呉れないから、こうなったのだ 」と責め立てた・・・結局、私は、幼児を連れていた同級生の女に抱き着かれて、彼女と一緒に暮らす羽目になった。

 いや、全く思い掛けない夢であった・・・私は、十八才までの彼女達しか知らないのに、夢の中で、彼女達にあんな振る舞いをさせる私の深層心理は、一体どうなっているのか。

 それにしても、お笑い種だ・・・夢の中で持てても、しょうが無いのに。


  『 しとしとと 終日降る 秋雨に  しんみりとして 昔を思う 』

  『 今は秋 昔の君を 思い出す 』             石   兎