あっという間に1年がたち、中等部3年の息子は卒業をむかえます。
この1年は息子にとって大事な1年でした。
将来のこと、進路のこと、親子でたくさん話をしました。
入学した時より15㎝ほど身長が伸びて、顔つきも少年から青年へと変化し、
ずいぶん男らしくなりました。
心も成長し、「自分」について考えるようになりました。
大きな決断をした息子、今後も時に口を出しつつ、見守っていこうと思います。
2021年年明け早々に、文部科学省事業「東海・北陸ブロック障害者の学びの場づくりコンファレンス in AICHI」が開催されました。
学園の生徒たち一部は、会場の愛知みずほ短期大学からのZoom配信で発表しました。他の生徒たちや学園の親である私も自宅からZoomにて視聴参加しました。
この一年で本当に大きく社会変容がありました。春頃から多くの会社でテレワークが取り入れられ、教育の場でも遠隔授業が必要に応じて行われるようになりました。私も友人との会食が叶わないのでZoom飲み会などしました。
学園でも、授業や、イベント、他施設との交流、会議等Zoomを利用する場面を多く見ます。そんな折、それでなくてもコミュニケーションをとるのが苦手な子が多い学園の生徒たちは、我が子は大丈夫かと危惧していました。しかしながら、親の心配をよそに、生徒たちは意外とこの状況を普通のこととして受けとめ馴染んできている様子です。
晩秋のある日、紙飛行機を持ち帰った娘。
普段は説明が苦手な娘ですが、その日は饒舌でした。紙飛行機が思ったように飛ばなかったこと、その理由は翼と本体の接着がきちんとできていなかったこと、やり直して少し飛ぶようになったことを一生懸命に説明し、そして最後に楽しかった!と話しました。
この取り組みは講師の先生が会場に来られずにZoomで行われたそうで、娘は、画面を通して先生に質問をしていたと学園の先生から伺いました。ただ聞くだけでなく、コミュニケーションを自ら取り積極的に参加していることを知りました。
春からここ、三次元社会に突如二次元世界が入り込んできたような違和感を覚える私はヤッパリ「昭和」なのだろう…と思います。
すべてが例年通り、とはいかない今年度も、はや半期が過ぎました。
専攻科2年生の娘は、今、「研究論文」という最高学年ならではのカリキュラムに取り組んでいます。
「研究論文」は、自分の興味・関心のあるテーマを掘り下げて調べ、文章にまとめ、発表する、
専攻科の集大成ともいうべき課題です。
娘も紆余曲折(?)を経て、春には一つのテーマを決め、以来、インターネットを使って調べたり、アンケートをとったり、
章立てをしてまとめたり……と、パソコンとにらめっこをする日々を続けています。
振り返れば、本科1年の頃には行事のたびに名駅の集合に付き添い、キャンプやスキーもほぼ親がかりで準備し……、
5年の月日をかけてゆっくりゆっくり、独り立ちの道を歩んできました。
そんな娘も、この研究論文は、先生方にアドバイスをいただきながら、
友人たちと励まし合いながら、全く親を頼ることなく進めています。
放課後、遅くまで取り組む日もあり、「研究論文で遅くなりました。今から帰ります」という
メールまで送ってくるようになり、親としては、いつのまにやら……と、静かに成長を喜んでいます。
晴れの舞台である研究論文発表会で、その研究成果が聴けることを楽しみにしていますが、
これまた、状況によっては、例年通り、とはいかないかもしれません。
まあ、それはそれで、この時代を生き抜く方策とたくましさを身につけつつ、
前に進んでいってほしい、と願っています。
7月のまちがい探しのこたえです。
7月のぽわんちゃんは
あさがおが暑くないか心配しながらアイスを食べていました。
赤色のまるの中がまちがいです。
みなさんわかりましたか?
答えは
・太陽のまわりの線が1本多い
・帽子のかたちがちがう
・ふきだしの中の「る」が「ろ」
・アイスのかたち
・あさがおの花が咲いていない
でした。
9月もおたのしみに~
見晴台学園に入学して1年が過ぎました。
振り返ると、小学校を不登校で過ごした娘は
毎日学園へ行きたい!と
変わっていました。
1年間で沢山の事を学び、体験して
やっと学生らしく毎日を過ごす事が出来るようになりました。
また1月にミニ駅伝大会がありました。
運動も苦手な娘が『私、走るから!』
その言葉にびっくりした私は 大丈夫?また次で良いのでは?と言った時に
『お母さんは、いつもすぐそう言ってくるけど 娘がやりたい!って言ってるんだよ。失
敗してもいいじゃん何事もやる気が大事なんだから』
と言われその通りだと(汗)…
1年で こんなにたくましく成長した娘を見て
何事にも大丈夫だよ!と娘の背中を押してあげられる親に私も成長していきたいいと思
います。
学園に入学してから3年目。
息子は中等部最後の年になりました。
入学時は幼く、見た目も子どもって感じでしたが、
今ではぐっと大きくなり、少年から青年になりつつあります。
中身はまだまだ幼く子どもですが、
少しずつ将来に向けて話をする様になりました。
この1年は親子で話をする機会が増えそうです。
我が子が学園中等部に入学してから月日は流れ……、
今春、8回目の入学式に参加しました。
学園の入学式は、何度経験してもいいものです。
そして、学園の「春」も、何度迎えてもいいものです。
親も子も出会いにどきどきし、新たな一歩を踏み出すその瞬間をみんなで祝う、
毎年、他では味わうことのできない温かい雰囲気に包まれます。
ただ今年は、わたしたち親子にとって、「この気持ちを味わうのは、これが最後……」と、ちょっぴり身の引き締まる思いでもありました。
我が子は専攻科2年生になり、いよいよ最終学年の1年がスタートです。
2020年度は、何ごとも「例年通り」ではいかなくなりそうですが、
「研究論文は?」
「まつりのお店は?」
「TKDのゴールは?」
「成人を祝う会は?」
と、これから始まる1年に親子共々わくわくしています。
1年後に卒業を控え、「進路」や「自立」が大きな課題にはなりますが、
我が子には、二度とない「今、この時」を仲間とともにおおいに楽しみ、おおいに学んでほしいと願っています。
そして、おおいに楽しみ、おおいに学ぶ……学園では、子どもだけでなく、親であるわたしも、です(笑)。
わが子が学園に入学して、早いもので3年目の春、入学シーズンを迎えました。
そう2年前、わが子が入学する際には、学校に通ってくれるだろうか、初めての学園に慣れていけるだろうか、
公共交通機関にも乗れるだろうか、乗り換えは?と不安な気持ちでいっぱいでした。
ところが今から振り返ると、親の予想をはるかに裏切るがごとく、子どもは変わっていきました。
今は公共交通機関を使って学校どころか、市外の友だちの家まで行くようになってしまいました。
また先生方も障害特性をよく理解してくださったり、あたたかく接してくださるため、嫌がることもなく
学園にも毎日通うことができるようになりました。昼休みには気の合う友達同士で、近くの公園でサッカー
したりすることも楽しみのようです。
とかくゲームやインターネットなどのインドア生活中心のわが子ですが、学園主催のキャンプやスキー合宿、
駅伝、お祭りにも参加し(宿泊を伴うものは嫌がりますが…笑)、親が思っている以上に、いろんなことを吸収して
成長したんだな~と実感しています。
競争や職業中心の教育が多い中、人格形成の上で、とても大事な思春期・青年期を、学園で生活できていることに幸せを感じます。
これも先生方、保護者はじめみなさんのおかげです。
また学園は、親の学びの場でもあります。
先輩保護者さんからや、生徒さんからは多くのことを学ばせていただいています。
「共育ち」(ともそだち)って言葉があります。親も子も成長しあえる、気持ちが豊かになれる、
という意味です。まさに学園は共育ちの場です。
見晴台学園は開校30周年の今春、2名の高等部新入生を迎えます。
諸般の事情に鑑み例年行っている「入学を祝う会」は中止とし、
入学式のみ下記の日程で行います。
日時:2020年4月12日(日) 10:00~11:00
会場:見晴台学園
※ 当日は感染防止対策(会場の換気とアルコール消毒)を行い、
できるだけ安全に配慮いたします。皆さま方にも咳エチケットなど
ご協力をよろしくお願いいたします。