見晴台学園トピックス

 1990年、学習障害や発達障害の中学生・高校生が学ぶ全国にも珍しい父母立の学園です。

本年度、「みちくさ」企画第一弾開催しました!

2017年05月31日 | 学園行事

突然ですが、見晴台学園には、「みちくさ」という会があります。

みちくさの目的は、生徒・父母・教職員が対等・平等な関係で話し合い、
互いの成長のために信頼しあい、学園の発展をめざすことです。

この目的を達成するために、三者が共通の体験を通じて親睦をはかり、学びあいます。

毎年様々な企画をみんなで話し合って決めますが、本年度のみちくさ第一弾は、
毎年専攻科生が先輩から後輩へたすきをつないでいる「TKD(東海道)53(次)☆WALK」が、
学園関係者に身近な愛知県内に入った記念に、本科生・中等部、父母もTKD53を体験してみよう!!
という発想から開催を決定しました。

5月28日(日)は晴天に恵まれ、ほどよい風を感じる中、総勢66名の参加者でスタートしました。
スタート地点は、池鯉鮒宿です。
愛知県内の東海道は、幹線道路と交わるところも多く、大勢で歩くのは時に危険も伴うため、
専攻科生と本科生・中等部・TKD53OBのスタート時間をずらしたり、
チームを分けたりして歩くことにしました。


(昨年のゴール地点で記念撮影)


(知立名物「大あんまき」)

まずスタート地点で、知立名物の「大あんまき」をひとりずつ受け取り、ウオーキング開始。
道中は、生徒と父母、生徒と教員、父母と教員、誰ともなく話しが弾み、
地図を見忘れて順路を間違えてしまったり、東海道の看板を見落としてしまったり・・・。


(昔ながらの街並みを歩く…)


(一里塚でお昼休憩)


(雲ひとつない青空でした)

それでも、一人や二人で歩くのとは違い、東海道沿いの古い町並みや一里塚、常夜灯等を見てみんなで感動したり、
一緒に写真を撮ったりしているうちに、日ごろの生活では歩かない距離を歩いているのに、
「あれ、もう着いちゃったね」と言い合うくらいあっという間に目的地点に到着していました。
そして、今回のゴールの宮宿では、たくさん歩いたご褒美に、熱田名物の「きよめもち」をひとりずつ受け取り、
全員で記念写真を撮りました。


(ゴール地点で記念撮影)


(人数分の「きよめ餅」)

普段は専攻科生だけが体験するTKD53☆WALKに、本科生・中等部、全父母が参加したことで、
この行事がより身近になり、また、次の世代へたすきがつなぎやすくなったのでは、と感じた一日でした。

最後に、一日中歩いて体は疲れていましたが、道中で食べた「ほどよい甘さの大あんまき」と、
帰宅してからじっくり味わった「ふわっ、ふわっのきよめもち」、どちらも『美味しかったぁ~』。


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学園親のハナシ32

2017年05月17日 | 父母の声

娘は今年、本科2年生になりました。

小学校を卒業して学園の中等部に入学したのは、4年前のこと。

入学当時、先輩ママから「8年は長いわよ~。」と言われましたが、

中等部3年間+本科3年間+専攻科2年間の8年のうち、すでに折り返し地点を過ぎたのかと思うと、

何だかここまであっという間だったような気がします。

あの頃の未来に立てているかな?と、有名な曲の歌詞と同じことを考えてみたりします。

 

この4年間で、娘はできることが増え、親としてうれしいこと、驚くことの連続でした。

でも、実を言うと……昨年、娘は専門機関で発達検査を受けたのですが、

その結果は、3年前と全く同じ発達年齢、つまり、中等部入学当時と比べて「発達していない」というものでした。

目の前にいる娘は、こんなにも姿や様子が変わり、毎日楽しく学園に通っているのに、

発達検査上は「発達していない」という結果に、親としてとてもショックを受けました。

 

娘は、今年1月に行われた駅伝大会に自らエントリーし、学園チームの一人として出場しました。

当日、号砲直前に走順&距離の変更を言い渡され、どうなることかと思いましたが、

大きな動揺を見せることなく、何とか走りきることができました。

最下位のアンカーとしてゴールする娘の姿を見て……きっと、ひと昔前のわたしなら、下を向いていただろうと思います。

でも、このときは、途中で止まったりやめたりせず、ゆっくりでもゴールまで走り続けた娘を、心から「すごい!」と思いました。

すきをつなごうとがんばった仲間たちにも、感謝の気持ちでいっぱいでした。

おまけに、スタンドにいる大勢のお客さんに拍手で迎えてもらってゴールすることができ、ラッキーだったじゃん、と。

わたしは親として、少しは発達しているのかもしれません(笑)。

そして、娘本人もやっぱり発達していると、わたしは実感しています。


ゴールデンウイークには、親から離れ、学園の友達と7人でカラオケに行き、5時間歌って楽しんできたとのこと。

わたし以上にスマホを使いこなし、どうやら仲間とLINEのやりとりも楽しんでいる様子。

いまどきの高校生らしく青春を謳歌しているな、と思うと、こんなにうれしいことはありません。

成長の実感は、自信となり、やがて確信へと変わっていくでしょう。

 「発達障がい者は、ゆっくりだけど、たしかに発達する」

 「発達障がい者の親も、発達する」

この学園で、そんな機会と仲間に恵まれていることを、とても幸せに思います。


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2018年度 生徒募集情報2 「発達障がい児をもつ親と語る会」

2017年05月16日 | 生徒募集・入試情報

発達障がいのある子どもたちの教育や進路でお悩みの保護者の方を対象に「発達障がい児をもつ親と語る会」を開催します。

日にち:2017年6月4日(日)

時間:14時~16時

会場:イーブルなごや 第1研修室

参加費:無料

 

内容は、

1、見晴台学園に子どもが通っている親・見晴台学園教員との懇談

2、学園のご案内

を予定しています。 

 

事前に電話・FAX・Eメールのいずれかでお申し込みください。

【締切 5月31日(水)】


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2018年度 生徒募集情報1 「第1回学園説明会」

2017年05月10日 | 生徒募集・入試情報
見晴台学園では、下記のとおり第1回の学園説明会を開催します。

日にち:2017年6月4日(日)

時間:10時~12時

会場:見晴台学園

 

内容は

1、学園のご案内

「学園の歩みと現況」、「教育内容・カリキュラム」、「卒業後の進路」、「運営・父母の役割」、「入学選考について」など

2、質疑応答・参加者交流

を予定しています。

 

事前に電話でお申し込みください。

【締切 6月2日(金)】


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ぽわんちゃん「杜の宮市」へ!

2017年05月08日 | 父母の声

5/7(日)ゴールデンウィーク最終日に、一宮で「杜の宮市」というイベントがあり、
学園の広報活動をしてきました。
学園案内やぽわんちゃんポケットティッシュを配布させてもらったり、
学園の本「みはらしだいパレット」の宣伝をしてきました。

親、先生、生徒、そして、見晴台学園キャラクターである、
ぽわんちゃんも学園から飛び出し、一宮までお手伝いに来てくれました。
「かわいい!」と、チビッコから大人気のぽわんちゃんでした。

「学園にボランティアに行っていました」という方や
「田中良三先生の講演に参加したことがあります」という方など、
学園とご縁のある方に声をかけていただき嬉しくなりました。

参加した生徒もお手伝いが終わったあとは、美味しい食べ物を食べたり、
手作りスプーンを作ったりと、杜の宮市を楽しんでいました。

広報活動の場を提供していただいた、一宮市民活動センターのみなさま、ありがとうございました。


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遠足へ行ってきました!

2017年05月01日 | 日々つれづれ

4月27日(木)、本科と中等部が合同で遠足に出かけました。

行き先は岐阜市のシンボル・金華山(標高329m)。
山頂にある岐阜城を目指して、1時間ほどの山行です。

名古屋出発組はJRと岐阜バス
(偶然、「清流ライナー」という2両連節の珍しいバスに乗ることができて一同感動!)
を乗り継いで、登山口のある岐阜公園へ。
前日の雨もすっかりあがった爽やかなお天気の中、
山頂をめざしてそれぞれのペースで登り始めました。

今回のルートは百曲り登山道。
ところどころに剥き出しの大岩がある健脚向きのコースです。
時には岩場をよじ登りながら、どこに足をかけたら安全か、
を慎重に考えながら、みんなしっかりとした足取りで一歩一歩登り続けました。

私はゆっくりペースのグループと一緒に登ったのですが、
山登りはどんなに疲れても苦しくても、自分の力で足を動かさなければ前には進めません。
そんな時に聞こえる「がんばれ〜!」や「もう少し登ったら休憩しようね」
という先生や友だちからの励ましの言葉。
これは何よりの推進力です。
そして、速いペースでも登れるのに、ゆっくりな友だちを気遣い励ましながら、
一緒に歩く優しい姿にも出会うことができました。
毎日の学園生活で育まれた思いやりを間近に感じられたひとときでした。

山頂でのお弁当のあとは、お城のことならお任せ!という頼もしいOBも合流して、いざ岐阜城へ。
楼上の展望台からは、麓に長良川、遥か向こうに名古屋の街並みも見えて、
ここまで登ってきてよかった、とみんな大満足でした。

岐阜城ゆかりの武将・織田信長とも一緒に記念撮影?!をすることができ、
帰路はロープウェイを体験し、充実した山行の締めくくりとなりました。


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