2日前からうぐいすの鳴き声がし始めました。早くから咲き始めた菜の花は、満開にちかい。気温の変化は激しく。未だに、インフルエンザ、感染性腸炎はやっていますね、皆様、季節の変わり目、気をつけてくださいね。
今日は、震災後五年目。園主の父が癌の術後7ヶ月目でした。癌の術後後遺症に悩まされながら、この震災で、毎日、毎日、映像を見ては、涙していたのを思い出します。多くの方の死。忘れ得ぬ方々は、多く。災害に遭われた多くの方々は、未だ癒えぬ心の傷、葛藤されている方も多い事と思います。簡単な言葉では言い表せない。と思います。もう5年、されど、復興はなかなか進まず。心からお見舞い申し上げます。
この時期、思い出すのは、10年前、11年前赴任先で、小児の長期に療養していた子供達と3年間です。何度となく、離院した子供達を捜して、見つかったと思ったら、またいなくなって。等。社会の縮図のような様々な問題を背景に病んだ子供達と過ごした日々を思い出します。10年前に、今,報道されているような事象の中に巻き込まれていた子供達であったり、難病と向き合っている子供達であったり。彼らは、荒んだ気持ちの中から、それぞれ、幼いながらも、一生懸命に生きていました。大人でも,受容する事が難しいような病気、障害、ストレスを抱えて。そんな子供達の和太鼓の響きが、今も心に残っています。・・・その子供達も、看護師や介護士になったと風の便りにきき、安堵したりしています。
被災者と同じように、社会の荒んだ事件が、多くの子供達を蝕んでいるのではないかと、大人も同じく。人として、何が大切な事なのか?人は、何の為に生きているのか?生きている事に感謝できているのかと。本当に、今、この次元での社会のあるべき姿に、いろんな思いがよぎります。
・・・などと、つぶやきでした。農園の春も近いかな。5月にはみかんの花が咲きます。それまでの、手入れの苦労は、これまた、大変なものですが。
今日という日は、震災を契機に、いろんな人に、いろんな心の原点に・・・・戻れる日かもしれないと思いました。