角川℮文庫
2009年11月に筑摩書房より刊行された「白いひつじ」を改題のうえ、加筆修正して文庫化したもの
海をみたことのない少年の、見知らぬ大人の男性との冒険から始まる物語
その後につながるのは、うって変わって、一人の17歳男子が、大学進学をきっかけに上京した春の話
部屋探しをしている彼が、これから通うこととなる大学の学食で見知らぬ男子学生に話しかけられ、そこからさらに不思議な流れに巻き込まれていきます
現実と夢のあわいを漂うような心地よい文章
美しく爽やかなラストはいつまでも心に残るものになりそうです
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