「照柿」
1995年
NHK BS土曜ドラマ
全3話
【BSプレミアム】
原作 髙村薫
原作を読んだのは2010年
よく覚えているのはタイトルにもなっている照柿の色=熟した柿の色と重なる工場の炉の炎と暑い夏の熱気くらいで細かい内容は記憶の彼方でした
ドラマも記録によれば2013年頃CSで放送されたのを観ているらしいのですがこれまた全く記憶無し
というわけで新鮮な気持ちで観ることができました
一人の人妻・美保子(田中裕子)を二人の男が愛した
一人は刑事・合田(三浦友和)
もう一人は刑事の幼馴染のサラリーマン・野田(野口五郎)
ありふれた男が犯罪をおかすまでを描き人間の罪と罰を問います
田中さん、当時40歳ですが蠱惑的魅力全開です
振り回される男二人の苦しさ、救いの無さがド~ンとのしかかってきて、髙村作品の特徴を知らないと観ていられない重さではないでしょうか
ドラマそのものは良いと思うのですが、キャストに不満あり
三浦友和さんはまだしも、どうして野口五郎さんを起用したのでしょう
他の演技派俳優さんで作り直してもらえないかしら
美保子役が出来る女優さんを思いつきませんが
挿入曲がドラマの内容とぴったりで素晴らしいです
よく探されました
選曲はハナマルです
コルシカ地方の宗教曲とのこと
音源を探しましたが残念なことにドラマと一致するものは見つけられませんでした
原作も再読したいと思いますが気力体力十分の時にします
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