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原田マハ「丘の上の賢人 旅屋おかえり」

2024年12月01日 | は行の作家


集英社文庫
2021年12月 第1刷
解説・瀧井朝世
169頁

売れないタレント・おかえりこと丘えりかは、依頼人に代わり旅をする「旅の代理人」
秋田での初仕事を終え、次なる旅先は北海道
ある動画に映っている人物が、かつての恋人か確かめてほしいという依頼でした
『旅屋おかえり』未収録の札幌・小樽編を書籍化したものです

上手く行き過ぎじゃないか、ツッコミながら一気読み
依頼人に旅の成果物を見せるところには泣かされました
やたらと捻りや工夫がされたものより、このような単純明快な小説のほうが心に響いたりしますよね
ふるさととは「おかえり」と言ってくれる人がいるところ
名言であります


同時収録
エッセイ「フーテンのマハSP 旅すれば 乳濃いし」
六花亭本社に行きたくなりました

おかえりの島~旅屋おかえり~ 漫画・勝田文
瀧井さんも書かれていますが、おかえりはスカウトされたくらいなんだから美人なのですね
安藤サクラさんのイメージで読んでて…<m(__)m>

「旅の代理人」という仕事をコロナ禍に人気を博したオンラインツアー以前に考え出していたマハさん
伊坂幸太郎さんもコロナ以前にコロナを予測したような小説を発表されていますけど、小説家の想像力は素晴らしいです!


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