角川文庫
2014年11月 初版発行
2019年10月 57版発行
413頁
東野さん初読です( ;∀;)
山下達郎さんが主題歌を手掛けたという理由で映画を観て、これなら、と重い腰をあげて東野作品に挑戦しました
東野ファンの友人のお薦めはガリレオシリーズやマスカレードシリーズですが、そちらはまたの機会に^^
同じ養護施設で育った3人の若者が悪事を働いて逃げ込んだ古い空き家
そこはかつて店主が悩み相談を請け負っていた雑貨店でした
廃業しているはずの店内に突然シャッターの郵便口から悩み相談の手紙が落ちてきます
内容から判断するに時空を超えて過去から投函されたようで、3人は戸惑いながらも当時の店主・浪矢雄治に代わって返事を書くのですが…
達郎さんの「REBORN」の歌詞にこの小説の内容が要約されていると思います
私たちはみんな
どこから来たのだろう
命の船に乗り
どこへと行くのだろう
あなたから私へと
私は誰かへと
想いを繋ぐために
それと
養護施設の院長が語る『還元』という言葉ですね
大変読みやすかったし心がほっこり温かくなる小説でした
次の東野作品は「片想い」です
なんて言いつつ、私も沢山は読んでない(6冊)。
読めば面白いのですが、どうも手が出ないのです。
何故だろうな。
でも、多作な作家さんですから、嵌ると大変そうだな。
ちなみに「ナミヤ雑貨店の奇蹟」は未読。
映画は見ました。
ナミヤ~、原作を読んで映画の評価が低いのに納得。時間制限のある映画は東野ファンには物足りないでしょうね。WOWOWでドラマ化されたら面白そうです。