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フレドリック・バックマン「ブリット=マリーはここにいた」

2018年12月27日 | 海外の作家

 

原題 BRITT-MARIE VAR HÄR
訳・坂本あおい
早川書房
2018年10月 初版発行
439頁 

 

ブリット=マリー、63歳
夫は心臓発作で倒れ、と同時に若い美人を浮気をしていたことが明らかになる
これまで外で仕事した経験は、ほぼゼロ
今一番怖いものは、孤独死
さあ、どうする、ブリット=マリー? 

決して悪い人間ではないけれど、若い時からずっと家庭にこもって小さな世界で生きてきた“空気が読めない”傾向にある人間
今から大胆に何かを始めようとする年齢でも性格でもありません
しかし、孤独死を恐れ、理性的に考えた結果、職業安定所をたずね、ボーリという寂れた小さな村で管理人の職を得、何故か子供たちのサッカチームのコーチになります

 

こんな頭の固い、融通の利かない女性に仕事が勤まるものか…
ところがところが
ブリット=マリーは、私たちからすればほんの些細なことのように思われるのですが、未知の物に出会ったり、新しいことが出来るようになっていくのです
これまで築き上げてきたものは捨てられないけれど、新しい経験に心が弾むのです

 

さてさて、ブリット=マリーはどうなる?どうする?
ユーモアと皮肉に満ちた物語を楽しく読み終えました

 


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