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おうち映画(日本)・サマーフィルムにのって/ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~/ばるぼら

2022年07月01日 | 映画(国内)
「サマーフィルムにのって」
2020年
【日本映画専門チャンネル】

時代劇オタクの女子高生が仲間と共に映画制作に挑む姿をSF要素を織り交ぜながら描いた青春ストーリー

高校3年生のハダシ(伊藤万理華)は時代劇が大好きですが所属する映画部で作られるのはキラキラとした青春映画ばかり
自分の撮りたい時代劇が作れずくすぶっていたハダシの前に主人公役にぴったりの理想的な男子、凛太郎(金子大地)が現れます
彼との出会いに運命を感じたハダシは幼馴染を巻き込み個性豊かなスタッフを集めて映画制作に乗り出します

ハダシの愛する昭和の時代劇、勝新太郎や三船敏郎が好きではないので、イマイチかなぁと思いつつ観始めました
予想通りハダシの熱い思いについていけず退屈な序盤
それが凛太郎が登場してから俄然面白くなり、彼が未来人という奇抜な設定もナイス、そしてクライマックスへと一気になだれ込む展開に「おやおや」
ものすごく感動感激している自分に驚きました
時代劇でもラブコメでも何でも、ジャンルが違っても映画愛は同じなのです

分別臭い大人がいないのも良かったです

凛太郎の服装からNHK少年ドラマシリーズ「タイムトラベラー」のケン・ソゴルを思い出したのですけど無関係かしら?




「ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~」
2021年
【チャンネルNECO】

1998年冬季長野オリンピックでのスキージャンプ団体の金メダル獲得を陰で支えたテストジャンパーたちの知られざる実話を描きます

スキージャンパーの西方仁也(田中圭)は1994年リレハンメルオリンピックの団体戦で惜しくも金メダルを逃し、長野での雪辱を誓うも腰の故障により代表から外れてしまいます
競技前にジャンプ台に危険がないかを確認するテストジャンパーとして参加を依頼された彼は裏方に甘んじる屈辱を感じながらも、それぞれの思いを抱えて集まったテストジャンパ―たちと準備に取り掛かります

あの感動の金メダルの陰にこのような物語があったとは知らなかったです
年齢的に最後のオリンピックと思って練習してきて結果も出してきたにも関わらず裏方に回された西方さんの悔しさ、妬み、葛藤、苦悩といった人間臭さは、見たくない部分です
一回目の原田のジャンプの時に「飛べ!」じゃなくて「落ちろ!」って、それほどなのね…
しかし、それらがあってこそラストへ向けての大きな感動がありました

テストジャンパーの中には過去のトラウマで飛べなくなったジャンパー、女子や聾唖者もいました
女子ジャンプが正式にオリンピック種目に採用されたのは長野から16年も後、2014年ソチオリンピックからのことなのです

銀メダルと金メダル
その違いは名誉だけではなく引退後のギャラにも大きな差があると聞きました
大きなお金が動くスポーツの祭典
オリンピックが本来目指した姿に戻ることは無理でしょう

本作のような純粋にアスリート達の熱い思いを描いた作品に感動しスポーツの持つ力を信じていきたいものです



「ばるぼら」
2019年 日本、ドイツ、イギリス
【Amazon Prime Video】

原作 手塚治虫

1970年代に発表した愛と狂気の寓話を美しい映像で描き出します
耽美派の人気小説家ですがスランプに陥っている美倉(稲垣吾郎)は新宿駅の片隅で酔っぱらって寝込んでいる少女ばるぼら(二階堂ふみ)と出会い、自宅に連れ帰ります
大酒呑みで自堕落なばるぼらですが美倉の作品を的確に批評
彼女に奇妙な魅力を感じ家に置くことにします
そして彼女がいると不思議と美倉は新たな小説を創造する意欲が沸き起こり、まるで芸術家を守るミューズのようなのでした

二階堂ふみさんはこんな役が似合い過ぎます

手塚治虫の名が無ければ多分途中で再生停止、マイアイテムから削除したと思います
一応最後まで観ましたけれど、結局何だったのか分からず終い
ばるぼらの母親・渡部えりの姿は手塚治虫でしたけど(笑)







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