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おうち映画(海外)を5本

2020年06月21日 | 映画(海外)
「スケアクロウ」
原題 SCARECROW
1973年 アメリカ
【BSプレミアム】

ヒッチハイクでアメリカ大陸を横断する2人の男の友情を描きます

出所したばかりのマックス(ジーン・ハックマン)は妹のところへ向かうため南カリフォルニアの路上でヒッチハイクをしていた時にライオン(アル・パチーノ)と知り合います
ライオンは5年ぶりに船を降り帰ってきた元船員で、自分が留守の間に生まれた子供に会うため妻の元に向かう途中でした
意気投合した2人は行動を共にすることにしましたが…

性格の異なる2人が一緒にいるうちに不器用ながら本気で相手を思いやるようになる姿に最後まで見入ってしまいました
名優2人で男同士の友情を深く描く作品
ラストはもの悲しくも静かな感動に包まれました
      




「夜が明けるまで」
原題 OUR SOULS AT NIGHT
2017年 アメリカ
【Netflix】

妻に先立たれ1人で暮らしているルイス(ロバート・レッドフォード)の家に隣家のアディ(ジェーン・フォンダ)が訪ねてきます
同じくパートナーに先立たれ孤独を抱えている彼女は、ルイスに寂しい夜に肉体関係なしでベッドをともにし語り合いながら一緒に眠りにつこうと提案します
ルイスは戸惑いながらもアディの提案を受け入れることにしました

人生の冬を耐え忍ぶのもアリかもしれませんが、心を寄せ合う相手がいるのなら、それはとても素敵なことかもしれません
ラストは2人の思い通りにはなりませんでしたが“スマホ”の使い方を覚えて連絡を取り合うことが出来そうです

ロバート・レッドフォード&ジェーンフォンダの円熟味のある演技にしみじみ
高齢者の孤独に向き合おうとする姿に力をもらいました

老いらくの恋に冷たい視線を送る町の人々ですが、彼らも内心は羨ましかったのです
      




「おとなの恋は、まわり道」
原題 DESTINATION WEDDING
2018年 アメリカ
【スターチャンネルBS10】

それぞれ個性が強すぎるため仕事も恋も上手くいかない男女の恋の行方を描いたラブストーリー
絶縁したはずの家族の結婚式に出席することになった偏屈男フランク(キアヌ・リーブス)と、自分を捨てた元カレの結婚式に出席する毒舌女リンジー(ウィノ・ライダー)
式場のあるリゾート地へ向かう空港で偶然出会い、やがて同じ結婚式に向かっていることが判明
口論と衝突を繰り返す2人でしたが互いの共通点に気づき始めるのでした

2人の個性のぶつかり合いが炸裂する前半は面白かったのですが、想いが通じ合いイイ感じになる後半はどちらかというとフランクがリンジーに押され気味でイマイチでした
でも、素直になれない2人が悶々とする姿は可愛くて微笑ましかったですけどね
      




「運び屋」
原題 THE MULE
2018年 アメリカ
【Netflix】

87歳の老人がひとりで大量のコカインを運んでいたという実際の事件をもとに、長年にわたり麻薬の運び屋をしていた孤独な老人の姿を描きます

園芸の仕事一筋で家族を蔑ろにしてきたアール・ストーン(クリント・イーストウッド)
ネット通販に押され事業に失敗し、家族の元に向かうも全く相手にされず、自宅も園芸農園も差し押さえられて途方にくれていた時、車の運転さえすればいいという仕事を持ち掛けられ引き受けますが、それはメキシコの麻薬組織の運び屋でした
何度も運び屋をして手にした大金で、孫の結婚費用の一部を負担したり、オンボロトラックを黒の新車に買い替えたり、退役軍人仲間の店の修理代を出したり、差し押さえられた家を取り戻したり、仕事一筋だった頃の埋め合わせをするようにお金を使います

麻薬取締局は、黒いトラックが麻薬を運んでいるところまでは把握するものの、まさかアールが犯人とはつゆも思わず見逃してしまいます
ここがミソです
長年無事故無違反、そろそろ90歳になろうかという老人が運び屋とは誰も思いませんよね

妻の最期を看取るため最後の仕事を途中で放棄
その間に妻や家族との絆を取り戻せたのは良かったですが、麻薬の運び屋はやはり犯罪ですからダメですよねぇ
妻の葬儀を終えて組織から持たされたスマホの電源を入れたところで御用となります
アールが刑務所でユリを育てているラストは良かったですが、刑務所が老いらくの最期の安住の場所ってのもどうかな?
でも、クリント・イーストウッドの、相手がどこの誰であろうと自分の人生で培ってきた価値観で堂々と対応する姿は痛快で面白かったです
      




「恋愛小説家」
原題 AS GOOD AS IT GETS
1997年 アメリカ
【Netflix】

マンハッタンに暮らす異常なほどの潔癖症、毒舌で偏屈な人気恋愛小説家メルヴィン(ジャック・ニコルソン)が、シングルマザーのウェイトレス・キャロル(ヘレン・ハント)や、ゲイの隣人で画家のサイモン(グレッグ・キニア)との関りを通して人並みの愛を知るまでを描いたラブロマンス

派手さはない作品ですが主演男優賞、主演女優賞を受賞したのに納得です
大人なのに初々しくてもどかしくなるようなメルヴィンとキャロルの恋
コメディ要素もふんだんにあって楽しめました
メルヴィンは観る側を不快にさせるようなキャラクターですがジャック・ニコルソンがチャーミングに面白おかしく演じています
ヘレン・ハントの横顔は相変わらずため息が出そうなほどの美しさです

生きることの辛さを抱える3人
色々あるでしょうがきっと素敵な未来が待っていますよね(#^^#)
      




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