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宮部みゆき「子宝船 きたきた捕物帖二」

2022年08月11日 | ま行の作家


PHP研究所
2022年6月 第1版 第1刷
360頁

二人の「きたさん」が江戸深川で起こる不可解な事件を解き明かしつつ大人になっていく物語の第二弾

千吉親分亡きあと、文庫の振り売りを続けられただけでも幸いだった北一
成り行きで岡っ引きの真似事をし、そのまた成り行きで、文庫売りとして独り立ちすることもかないました
真似事だけでも歯がゆくて腹が煮えくる岡っ引き稼業、ほかに正業があって気が紛れなかったら辛くてやってられねよな―――とこっそり思う北一ですが、どうやら岡っ引き稼業からは離れられないようです

「子宝船」「おでこの中身」「人魚の毒」

「初ものがたり」の茂七親分の名前や「ぼんくら」シリーズのおでこさんが登場し、別々の物語が時間をまたいで空間を共有していて嬉しくなりました

今回、待ちきれず単行本を買ってしまいました
だいぶ先になりそうですが第三巻は文庫を待ちます^^

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