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浅田次郎「月のしずく」

2016年09月30日 | あ行の作家

 

文春文庫
2000年8月 第1刷
2013年6月 第32刷
解説・三浦哲郎
352頁

 

 

1996年から97年にかけて発表された7編
「月のしずく」「聖夜の肖像」「銀色の雨」「琉璃想(リウリイシアン)」「花や今宵」「ふくちゃんのジャックナイフ」「ピエタ」

 

いい話ばかりです
読後は、「人という生き物も悪くない、また明日も前を向いて生きて行こう」と思わせてくれます
特に良かったのは冒頭の表題作「月のしずく」「琉璃想(リウリイシアン)」「ピエタ」ですが
思い返すに「銀色の雨」も捨てがたいです

良すぎる気もしなくもない、練り上げられた短篇集です
解説で三浦さんが「鉄道員」を絶賛しておられます
浅田さんを読むのなら避けては通れない作品なのでしょうね
また、今度…くらいの気持ちですがいつかは読むことにしましょう\(^o^)/

 

 


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