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映画・先生と迷い猫

2015年10月11日 | 映画(国内)

 

2015年 日本 
木附千晶「迷子のミーちゃん~地域猫と商店街再生のものがたり~」をベースにオリジナルキャラクターやストーリーを加えたもの

 

 

定年退職した校長先生(イッセー尾形)
妻に先立たれ一人暮らしの先生は堅物で偏屈さから近所では浮いた存在
先生が住む古い日本家屋を訪ねてくるのは亡き妻(もたいまさこ)が可愛がっていた野良猫・ミィと先生が趣味で撮りためた写真を町のHPの資料に使いたいという市役所の青年(染谷将太)くらいのもの
ミィは美容院ではタマコ、駄菓子屋ではソラ、バス停ではちひろ、と呼ばれあちこちで可愛がられているようですが”野良猫に餌をやるのは無責任”という貼り紙をする人もいたりします
勝手に入ってきて妻の仏壇の前にいるミィにイライラした先生は妻が作ったキャットドアをガムテープで塞いでしまい、外でガリガリと音を立てるミィに怒鳴り散らします
それが原因ではないのでしょうが、ぱったりと姿を見せなくなったミィ
そうなるとなぜか気になって仕方のない先生
美容院の店主(岸本加代子)、駄菓子屋で餌をやっていた教え子(北乃きい)らを巻き込んでのミィ探しが始まります

 

周囲を見下し寂しい生活を送っていた先生はミィ探しをきっかけに少しずつ変わっていきます
ミィを嫌っていた理由が明らかになるところは悲しいですが、心情を吐露した先生の日々は少しは寂しさから逃れられるのではないでしょうか

 

教え子の卒業祝いに渡した色紙『愛感同一』の意味が分かった時には静かなシーンなのに館内大爆笑
イッセー尾形さんの照れたような表情が良かった♪
『優感同一』でもいいかも???

 

もたいまさこさん、登場シーンは少ないですが存在感がありますね
生前は、陰に日向に、そこにいるだけで校長先生の支えになっていたのでしょう

 

岸本加代子さんの大声で笑う“オバチャン”には苦笑ですが、地味だけれど毎日を身に合った丈で暮らしているどこにでもいるフツーの人をよく表現されていたと思います

 

予告を観て、内田百「ノラや」を連想しましたが違いました
それと、猫ベッタリの映画ではありませんので猫好きの方が期待して観るとガッカリになるかもしれませんので悪しからず

 

点数で映画を評価することはしませんが、本作に限り
平均点です^^

 

 

 


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