「ジョゼと虎と魚たち」
2003年
【日本映画専門チャンネル】
脚本家:渡辺あや特集
特集で観た最後の1本です
原作 田辺聖子
ごく普通の大学生・恒夫(妻夫木聡)がアルバイトをする麻雀店では、近所に出没する謎の老婆の噂が話題にのぼっています
その老婆は、決まって明け方に現れ、乳母車を押しているのだといいます
ある日の明け方、バイトを終えた恒夫は坂道を下ってくる乳母車に遭遇
中を覗くと、そこには包丁を振り回すひとりの少女がいました
ジョゼと名乗るその少女(池脇千鶴)は足が不自由で、人目の少ない早朝に祖母に乳母車を押してもらい散歩していたのでした
不思議な魅力を持つジョゼに惹かれた恒夫は、彼女の家をたびたび訪れ、ジョゼの作る料理をごちそうになるのでした
恒夫もジョゼも、祖母も、恒夫の恋人(上野樹里)も、本音剝きだしてすごくカッコ悪いしいやらしいです
でも、救いのない中で今を一生懸命に生きているリアルな日本人を見事に描いていると思いました
原作は未読
読む勇気はないかな…
江口のりこ(当時は徳子)さんが癖のある女性役で少しだけ出ていてビックリ
池脇千鶴さんは、あえて観る女優さんではないのですが、ピカピカに光っていて流石でした
2020年制作の韓国版も観たのですが全く別物でした
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