狂言でござる乃座 in NAGOYA 18th
名古屋能楽堂
名古屋能楽堂は名古屋城正門近くにあります
遠くには天守の金のシャチホコが輝いていました
暑い…
徳川の命により名古屋城の普請に協力したという
加藤清正さんも暑そう…
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↓篠島の矢穴石
清正は名古屋城の石垣を築くために南知多町の篠島から多くの石を運びました
切り取る線に沿って穴が彫られ
彫られた矢穴に矢を打ち込んで石を割っていたのだそうです
今でも、篠島には多くの矢穴石が残っているのだとか…
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さてさて
狂言の話
「二人大名」
竹山悠樹・内藤連・中村修一
二人の大名と庶民の立場の逆転が笑いのテーマ
犬・鶏・起上り小法師の真似には感心しきり
「川上」
野村萬斎・石田幸雄
盲目となってしまった男が川上地蔵に開眼祈願の参詣に出かけ、託宣があって目があくのだが、それには条件があった
夫婦・介護・信仰・運命・幸福とはなんであるか
笑いより人間の生きる姿を活写した哀愁漂う演目でした
「仁王」
野村萬斎・深田博治・竹山悠樹・奥津健太郎・野口隆行・飯田豪・月崎晴夫
博打で全てを失った男が姿をくらまそうと何某のところへ暇乞いに行く
気の毒に思った何某は、博打打を仁王に仕立て、供え物を取ることを提案
最初は首尾よく供え物を手に入れるものの、足の悪い男が仁王の身体を撫ぜ廻したことから正体がバレてしまう
趣向の違う3つの演目
休憩20分を挿んであっという間の2時間でした
萬斎さんの声は宝物ですねぇ
幼い頃から弛まず続けてきた鍛錬の賜物でしょう
最高に贅沢な時間を過ごさせて頂きました
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