「ディル・ベチャーラ」
原題 DIL BECHARA
2020年 インド
【ムービープラス】
2014年のハリウッド映画「きっと、星のせいじゃない」のインド版リメイク作品
それぞれに病を抱える若い男女の恋愛と死別を描きます
オリジナルでは、若い2人が「死」と「生」に真正面から向き合った姿に深く考えさせられました
本作にさほど期待していたわけではありませんが、いかにもインド的なユーモアやダンスが邪魔をして残念なことにガッカリ度はかなりのものでした
コロナ禍で公開が遅れ、公開前に主演男優が自死したとのことです
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/af/6ac63590a46a7237490f7bd7a1ed6e42.jpg)
「スタートアップ!」
原題 START-UP
2019年 韓国
【ムービープラス】
学校も勉強も家も嫌いで毎日母親(ヨム・ジュンア)に反抗してはビンタを食らっている少年テギル(パク・ジョンミン)
あてもなく家を飛び出し、偶然入った飯店に住み込みで働くことになります
ただならぬオーラを放つコックのコソク(マ・ドンソク)や親友サンピル(チョン・ヘイン)らとの繋がりを通じて社会を知り成長していくテギルでした
無気力で不良少年にしか見えないテギルですが、働き始めれば真面目で律儀、母親が心配しているだろうとコソクや店主に意見されれば初給料を持って母親を訪ねる優しい子です
ついつい見入ってしまう韓国コメディ
終盤はうまくまとまり過ぎですが良しとしましょう
マ・ドンソクが最高です(*^▽^*)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/c7/24c65d911278b5ed1105aed7bbe18412.jpg)
「再会の夏」
原題 LE COLLIER ROUGE
2018年 フランス、ベルギー
【Amazon Prime Video】
原作 ジャン=クリストフ・リュファン
第一次大戦後のフランスを舞台に、主人を待ち続ける1匹の犬と勲章をめぐる物語を美しい田園風景とともに描き出します
1919年、終戦後のフランスの片田舎
英雄であるはずのジャック・モルラック(ニコラ・デュボシェル)が留置所で頑なに黙秘を続けています
彼を軍法会議にかけるか否かを決めるためパリからやってきた軍判事ランティエ少佐(フランソワ・クリュゼ)は、留置所の外で吠え続ける1匹の犬に関心を寄せます
さらにモルラックについて調べるうち、農婦にしては学識豊かで美しい妻・ヴァランティーヌ(ソフィー・ベルペーク)の存在が浮かびあがります
愛する女性を置いて戦地に向かったモルラックが転戦に次ぐ転戦で体験した不条理
自分が戦地にいる間の妻の裏切り(これは後にランティエ少佐の尽力で誤解と判明)
事情が分かってくるとモルラックの苦悩が何とも切なくて哀しくなります
ランティエ少佐の判断は『否』
晴れて自由の身になり犬を連れて妻と息子の元へ戻ります
小さな家の灯りが温かく、この家族に平穏が訪れるよう祈る気持ちで観終わりました
ランティエ少佐が、事務的に仕事をこなすのではなくモルラックの人となりに真面目に向き合う人で本当に良かったです
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