東直子「ゆずゆずり」

「仮の家」に同居人と暮らす文筆業のシワス
人工都市での日常の狭間で「思考の冒険」を楽しむうち、奇妙なことが次々と…

エッセイのようだけど、小説
妄想の世界に入り込んでいく感じ


シワスが「仮の家」に同居人のイチ、サツキ、ナナと暮らす日々

同じ部屋に仮住まいしている同居人を生まれ月にちなんで、イチ、サツキ、ナナ、と呼ぶことにする
わたしは、シワスだ
それぞれ同じものが好きだったり大きく違ったりするので、おかしかったり、驚いたり、悲しかったり、することもある

こういう文章表現
好きです


最初は友達とルームシェアリングをしているのかと思ったのですが、どうも家族のようで
シワスの和歌山出張の話や、今の家への引越しの話など
なんでもない日常

力を抜いて、明るい窓辺か公園のベンチでミルクティーでも飲みながらいかが？