中公文庫
2020年12月 初版発行
解説・岸本佐知子「秘密の蛇口とバス運転手」
146頁
吉田篤弘さんの忘れがたい本をめぐる断章と、甦る少年時代
何度でも、どのページからでも読み返したくなる澄んだスープのような16の随想
吉田さんが子供時代を過ごした世田谷の思い出をスケッチした回想集
合間合間に語られる本との関り
今は存在しない景色が、ありありと目の前に見えてきます
60年~70年代、庶民の暮らした世田谷史的な価値もあるかもしれません
特別収録
書下ろしエッセイ「九人のおじさん」
個性的なおじさんたちの思い出
その父の―なんだかおかしな話なのだが-僕の従兄弟たちから見れば「おじさん」だった
これ、皆さんも同じでしょう?
両親や親戚の葬儀や法事で顔を合わせたいとこたちと話をしていると相関関係がこんがらかるんですよ
で、最近は、おじさん、おばさん、という呼び方をやめて全て下の名前で呼ぶことにしています
懐かしいあの呼び方を忘れたくはありませんが
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