1974年、講談社より単行本
1981年 講談社文庫で刊行された作品を増補・加筆修正し再文庫化
ハヤカワ文庫
2015年 6月 発行
解説・日下三蔵
425頁
「トマト・ゲーム」「アルカディアの夏」「獣舎のスキャット」「蜜の犬」「アイデースの館」「遠い炎」「花冠と氷の剣」「漕げよマイケル」
ヒリヒリするような青春の愛と狂気が交錯する著者最初期の犯罪短編小説全8編
初出は1973年~76年
これらが初期の作品とは驚きです!
とんでもなく残酷でグロい物語も皆川さんの上質な文章表現によって美しいものに塗り変えられてしまっているのが良いのか悪いのか
およそ40年が過ぎた今でも全く衰えない文筆力に頭が下がります
解説に赤江瀑さんの名前をみて益々気に入りました
初めて皆川さんを読むという方には刺激が強すぎてお薦めできないかなぁ
では、何だったら薦められるかと言われると、ちょい困るけれど…
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