三毛にゃんこごくろうさん

日々のよしなしごとを・・・

野武士のグルメ

2014年04月14日 12時00分00秒 | ほん
「孤独のグルメ」の「定年退職版」がある・・・

と相方が言ったのを聞いて、

本屋さんでふと、これのこと?と手に取った、





野武士のグルメ





孤独のグルメと同じ原作者です。

野武士・・・と言っても武士が食べるごはんじゃなくて・・・

定年退職した「おじさん」が、

仕事をリタイヤし、好きな時に好きなものを食べる、

元サラリーマン⇒浪人⇒野武士・・・という事で、

誰にも遠慮せずわが道を行く・・・と、

いや、ごはん食べるだけなんですけどね。。。


「孤独のグルメ」と基本同じパターンではあるのですが、

一つ違う点があるとすると、

井之頭五郎さんがいわゆる「下戸」で、

食事も「仕事中にふらっと立ち寄る」「酒は飲めないクチ」ということから、

酒抜きであるということ(ドラマでは同じ店で作者がガンガン飲んでましたけど(汗))

一方、こちらの野武士、香住武さんはお酒も食事も好きなので、

現役時代は憧れだった、「平日の昼間っからビール(酒)」を心行くまで満喫するのです。

そこが五郎さんとは楽しみ方が違うところ。

食事についての独り言だけではなく、

お酒についての思い入れや、思い出話も語られたり、

と、ああ・・・ホントに美味しそう・・・


ひょっとして作者は五郎さんが飲めない設定にしたことでストレスが溜まってたとか?

などと妄想してみたり・・・



ところで、この主人公、定年になったばかりということは、60歳。

(最近の法律では65歳までOKではありますが)

いまどきの60歳って・・・若いよね。

だって、この方も、





近日中に還暦を迎えられます・・・




うちの実父も、一度定年になった後、

また仕事を始めて、もうすぐ喜寿を迎えるという、

健康で、仕事もあって、そこそこの蓄え(贅沢ができるほどじゃないけど)があって、家族がいて、

と、もしかすると自分たちの老後には「有り得ない」んじゃないかと思うような、

なんだかんだで幸せそうな老後を送っています。(いや、実の娘が言うことじゃないか(汗))

それもこれも、この世代の方々は、一生懸命マジメに働いておられたからなぁ・・・

仕事仕事で日曜日も殆ど家に居ないくらいの人で、

定年になって行くところが無くなったらどうなるんだろう、と心配したりしていましたが、

そんな心配をよそに、家でも仕事したり(いいのかな?)、パソコンで孫の写真を加工したりと、

案外一人で好きに遊んでいるのを見ていると、

なんだ、やるじゃん爺さん、意外とカッコいいな、若いころは会話するのも億劫だったけど、

と、

今頃になってオヤジを見直している、

親不孝な娘なのでした。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする