最近気になる俳優、波岡 一喜さん。
NHKの時代劇で、粋でカッコいい下っ引き役がいいねぇ、と専ら我が家で大評判。
で、前の大河からの勢いで見始めた今の大河ドラマ。
始まる前はその軽そうなノリにどうも気が進まんかったけど、
主人公はさておき、幕末の政治的な駆け引きと、ギリギリの緊張感に、
今のところ引き込まれる。
大物俳優が出たと思ったらあっという間に退場(主に、暗殺(汗))、
確かに幕末の動乱の中で、命を落とした要人は多いのだけど、
戦の中でぶった切られるのと、反対側の意思を持ったヒト達に斬り捨てられるのでは、
その「痛み」が全然違う。もちろん、どっちが悪い、という話ではないけど。
新しい登場人物が出ると、とりあえず、Wikiで調べる。
で、若くして暗殺・・・という経歴を見て、「ああ・・・・」といつか放送されるその日に向かって悶々とし始める。
今日の大河。
キャラ的には、まさかの円四郎暗殺からの退場。
分かってはいたけど、明るいキャラほど死に際が切なすぎる。
そして、暗殺の場に出くわし、守り切れなかった上司の死に際に咆哮する川村恵十郎(波岡 一喜)に大河ファンの涙腺決壊。
幕末モノをドラマにすると、必ず「どっちか側」の視点になってしまって感情的に話が進んでしまうのだけど、
今回、第三者を主人公にした事で、かえって「サイドストーリー」的に政治的、組織的に何が起きていたのか、
丁寧に扱われていて大層興味深い。
逆に、明治の世になったらどこで盛り上がればいいのか・・・と心配ではあるのだけど。