
手が出てるよ
今日も今日とてNHK。
「坂本龍一最期の日々」を観る。
なぜ、神様のような存在が、晩年弱っていく姿をテレビで放送するのだ、という少しの拒絶感を持ちながら観始めた。
けど、病気になってから自撮りや身内の方が撮影した教授はカメラの前で涙したり、変な踊りを踊ってみたり、
とても普通のヒトだった。本当ならもっと生きれたはず、という後悔から始まって、数年かけて余命を受け入れる姿に、息が詰まりそうだった。
音楽家の最期なのにほぼほぼBGMが無く、余分なナレーションも無く、感情的でも無く、淡々と教授の日々を追っているのが、余計に沁みる。
いろいろと思うところはあるのだけど、人生の店じまいを考える時間を与えられる死に方と、
それもなくある時唐突に人生が終わる死に方と、どっちか選べと言われると、本当に悩む。。。
結局、選ぶことなんか出来ないので、ちゃんと生きなさい、ということなんだろけど。
そんなことをいろいろ考えさせられながら、
やっぱり教授は世界中のいろんな人々の人生を彩った偉大なミュージシャンなんだな、とつくづく思いました。
BEHIND THE MASKなんか聴いちゃうと、泣きそうよ、もう。