我(わ)が家(や)では守(まも)らなければならないルールがある。それは、朝食(ちょうしょく)は必(かなら)ず家族(かぞく)そろって摂(と)ること。いつからこのルールができたのか私は知らない。聞くところによると、私が生まれる前からあったみたいだ。
このルールには例外(れいがい)はない。私やママは大丈夫(だいじょうぶ)なんだけど、パパやお兄(にい)ちゃんは寝坊(ねぼう)することがある。そんな時は、私の出番(でばん)なの。私の手にかかったら、すぐに目が覚(さ)めちゃうんだから。休日だろうと容赦(ようしゃ)はしないわ。だって、ちゃんと起きてくれないと、朝食が食べられないし、学校に遅(おく)れたら大変(たいへん)だもん。
私は、これは当たり前のことだと思っていた。でも、友だちに聞くとそうでもないみたい。だって、朝ごはんを食べない子がいたりするんだよ。私には信じられないわ。朝、食べないと、元気(げんき)が出ないじゃない。それに、家族全員(かぞくぜんいん)がそろうことって、朝ぐらいしかないからね。たとえ短い時間でも、我が家ではとっても大切(たいせつ)な時間なの。
このルールを思いついた人って、すごいと思う。たぶん、おばあちゃんか、ひいおばあちゃんかもしれない。今度、訊(き)いてみようかな。もし、私が結婚(けっこん)して家庭(かてい)を持ったら、絶対(ぜったい)このルールを取り入れようと思う。まだ、ずいぶん先のことかもしれないけど。
そのためにも、早起(はやお)きのできる彼氏(かれし)を見つけないとね。まず、そこからです。
<つぶやき>早起きをすると一日がとっても長く感じます。少し得(とく)した気分になれるかも。
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