二週間ほど前のある日、うちのトラ猫が行方不明になった。いつも夕方になって庭に面した戸を開けるとどどどっ走りこんできて「メシは?」みたいな顔をするトラ猫が帰ってこない...次の日の朝もまだやってこない。こんなことは初めてだ。とる物をとってしまったのでデートということではないはずだ。「えーんどうしたんだろう」とべそをかきながら私は仕事にでかけた。
トラ猫は午後になっても家に戻ってこなかったらしい。しかたなく相棒が餌の皿をたたきながら町内を一周。またしても普段はそっけない近所の人がとても親切に「どうしたの?何かが逃げちゃったの?」「うちの猫も以前帰ってこなかったことがあったんだけど帰ってきたからあんたの猫も戻ってくるよ」等と話しかけてきたとか。それだけではなく近所の飼い猫や野良猫が皿の音につられて「なんか用?」と出てきてしまったらしい。でも、トラ猫はいなかった。
夕方になり、いよいよ心配になってきたところでよろよろとトラ猫が帰宅。けがはないが妙にぐったりして餌も水も欲しがらずこんこんと眠り続けるので、不安になった相棒が近所の獣医さんのところに連れて行き、注射を打ってもらった。
注射と薬が効いたようで、次の日の午後ぐらいからトラ猫は少し元気になり私たちは本当にほっとした。...猫でこれだけはらはらするんだから自分の子供がいたらどうなっちゃうんだろうホントに。
あとになってから気がついたが、この国では「ぐったりしていてちょっと熱があるかも」という程度の人間は診察なんかしてもらえない。救急にとびこんで三時間ぐらい待てばチャンスはあるかもしれないが...猫のほうが人間よりまともに扱ってもらえるというのがこの国の進んでいるところだ。(結論がおかしい)
zzzzz
トラ猫は午後になっても家に戻ってこなかったらしい。しかたなく相棒が餌の皿をたたきながら町内を一周。またしても普段はそっけない近所の人がとても親切に「どうしたの?何かが逃げちゃったの?」「うちの猫も以前帰ってこなかったことがあったんだけど帰ってきたからあんたの猫も戻ってくるよ」等と話しかけてきたとか。それだけではなく近所の飼い猫や野良猫が皿の音につられて「なんか用?」と出てきてしまったらしい。でも、トラ猫はいなかった。
夕方になり、いよいよ心配になってきたところでよろよろとトラ猫が帰宅。けがはないが妙にぐったりして餌も水も欲しがらずこんこんと眠り続けるので、不安になった相棒が近所の獣医さんのところに連れて行き、注射を打ってもらった。
注射と薬が効いたようで、次の日の午後ぐらいからトラ猫は少し元気になり私たちは本当にほっとした。...猫でこれだけはらはらするんだから自分の子供がいたらどうなっちゃうんだろうホントに。
あとになってから気がついたが、この国では「ぐったりしていてちょっと熱があるかも」という程度の人間は診察なんかしてもらえない。救急にとびこんで三時間ぐらい待てばチャンスはあるかもしれないが...猫のほうが人間よりまともに扱ってもらえるというのがこの国の進んでいるところだ。(結論がおかしい)
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病院に関しては欧米圏はみんなそうなのかな。「どうしたい」というのをはっきり言わないと、ビタミン剤しかくれなかったりするしね。オーストラリアでは医者がタダでするするっと書いてくれる診断書が目当てで行ったりもするけど、それいらないんなら家で寝てると思います。診断書は「何日ぐらい書いておこうか」とかなりテキトーでした。文言は「この人の健康状態は仕事をするのに不適切」っていうもので、確かにぐったりしてりゃ不適切よね。
スウェーデンでは「この痛みを止めて欲しい。」とわめいても看護婦さんにすら会わせてもらえなかったりするから、医者に簡単に会える国の人(または動物)は恵まれていると思います。