今朝のラジオで言ってたけど、線香花火の火花に名前があるらしい。
先に「玉」ができるのを「牡丹」
玉が激しく火花を発する時を「松葉」
火花が落ち着いて、ちりちりと流れるような火花を「柳」
消える直前に短くパチパチッと火花を発するのを「散り菊」というそうです。
私の線香花火のイメージは細い藁でできた柄の先に黒い火薬が着いたのが
普通ですが、これは「すぼ手」と言って主に西日本に多いのだそうです。
東日本は和紙を紙縒りにして先に火薬を包み込んだ「長手」というのが
多いらしい。
江戸時代からある小さな線香花火、派手な打ち上げ花火やロケット弾、
おもちゃ花火に隠れて、少々地味な花火ですが、「牡丹だ、松葉だ」と
手元で展開される火花の変化を楽しむのもいいですね。
大空に広がる大輪の花火大会を人混みの中で見るのもいいですが、縁側で
静かに峰の露のロックなどを傍らに線香花火のパチパチ、チリチリという
音と火花の変化を楽しむのも一考かと。
なかなか風流でしょう?
父の頬照らす線香花火かな(純子)
蔵元から
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minetomo@sengetsu.co.jp
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