人吉には何度も行ってるし、また大橋付近も何度も通ってはいるんですが、
この神社の存在にはまったく気づきませんでした。
それも繊月酒造の直ぐ側、球磨川沿いにありました。
実はこれは先月半ば過ぎの話で、ちょうど神社境内の銀杏の木が真黄色に
黄葉してた頃でした。
道沿いにあった「老神神社」の幟に気づき、「ろうじんじんじゃ?」と
あまり見慣れない名前に興味を持って奥を見ますと、赤い鳥居と見事に
黄葉した一本の大きな銀杏の木が目に入りました。
その辺り一面、散った銀杏の葉が地面を覆いきれいでした。
老人神社はそれ程大きくない地味そうな神社で、ちょうど帰りを急いでた
こともあり、鳥居の写真と黄葉した銀杏を撮っただけで、境内の中へは
行かずにすませてしまいました。
調べてみれば、「ろうじん」ではなく「おいがみじんじゃ」と言うそうです。
また、この神社の本殿の構造に特徴があったらしい。
覆屋(おおいや又はふくや)と言って本殿を包むように茅葺のもう一つの建物
が覆って建っているとのこと。
また創建1200年、本殿は相良藩20代藩主が約400年前に改築したままのもので
国の重要文化財なんだそうです。
境内には天満宮の池があるそうで、自然湧水で、かつては神の水として
霊験ある水を求めて人々が訪れたとか。
そんな神社の側にあるのが繊月酒造。
そんな自然の湧水あふれる地で峰の露も生まれてるんですね。
さて、次に人吉に行った時には老神神社の社殿もとくと見て来よう。
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