「サウンドストリート」というラジオ番組を知っていますか。
サウンドストリート、通称「サンスト」は、1978年から87年までNHK-FMで放送されていた伝説的音楽番組。
佐野元春さん、坂本龍一さん、甲斐よしひろさん、渋谷陽一さんら、日本のポップス、ロックを代表するミュージシャンや評論家がDJを務め、まだ珍しい洋楽を中心とした選曲と斬新な番組スタイルに当時の若者は熱狂しました。
そのレジェンド番組が、ライブ形式で復活するとのこと。
本当は渋谷のライブハウスに駆けつけるつもりでしたが、諸事情で断念。
You Tube配信でリアルタイム視聴できると聞き、モニター越しではありますが、トークとライブを堪能することができました。
番組PDの湊剛氏とは、ひょんなご縁で知り合い、仕事をご一緒させて頂くようになり10年目になりますが、そのバイタリティーには感服するばかり。
さてこの日のゲストは、高野寛さん、曽我部恵一さん、奇妙礼太郎さん。
この顔ぶれならば、やはり清志郎を聴いてみたいところ……ですが、まあお楽しみはまたの日に。
サンストにバリバリ影響をうけてプロになった高野さん、ギリギリ放送に間に合った曽我部さん、世代的にラジオよりテレビの申し子という奇妙さん。
番組への思いや裏話など交え、それぞれが70〜80年代をリスペクトしたカバーやオリジナルを披露。三人三様の時代背景や個性が歌とトークの流れのなかでうきぼりになり、とても興味深いライブでした。
個人的には、同年代の曽我部さんの語る東京への憧れ、音楽への渇望に深く共感しました。
現地へ行けなかった代わりに、怪我の功名で(?)期せずしてラジオの地方リスナーの気持ちを味わえたのも良かった。
最後は湊氏がかつて手掛けたテレビ番組「YOU」形式でギター片手に語り合う三兄弟が、高田渡さんの「コーヒーブルース」でシメ。
アーカイブは期間限定配信だそうなので、ご視聴はお早めに
https://youtu.be/YojllQ06vWAサウンドストリート22 FEST
高野さんの司会していた「土曜ソリトンside-B」観てたなあ。社会人なりたての頃、週に一度のオアシスでした。
この日、高野さんの楽曲「夢の中で会えるでしょう」に湊さんが関わっていたと知りびっくりしました。すごく好きな曲。
https://youtu.be/cOwEhld3cM4
私の好きな番組や影響を受けたコンテンツをたくさん作ってきた方とは知ってましたが、まだあるか、と。
他のものはまた別の機会に。。