7月19日続き
お花畑トレッキングコースの終点から程ない所に、北のカナリア館がある。
どうやら、映画のセットがあるようだ。
映画の舞台、小学校の校舎だ。
映画では雪景色の中に、利尻富士と校舎との対比が美しく描かれていたが、残念ながらこの日は、山裾しか確認できなかった。
校舎に入ってみよう。
吉永小百合様。
お慕い申しております。
北のカナリア館駐車場にはバス停がある。
時刻表を見てみると、1時間以上もバス待ちしないといけない。
「ここからフェリーターミナルまで、距離はどのくらい?」(私)
「4~5kmでしょうかね。」(係員)
「なんだ、歩いたが早いじゃん。」
結局、漁村の風景の中を、ターミナルまで歩いて帰る。
フェリーターミナル近くにあるレンタカー屋で、レンタカーを予約している。
この日の相棒、日産ノート君だ。
よろしく頼むぜ。
昼時だ。
どこにするかはすでに決めている。
義兄から進められていた、漁協経営の「あとい食堂」だ。
食堂は金田の岬突端にある。
頼んだのは、義兄お勧めの海鮮丼(2800円)
ぬ、
海鮮は自分で乗せろと?
そうかい。
では、
ボタン海老2尾とホタテにイクラにバフンウニちゃんに・・・
ありゃ、全部は乗せられないぞ。
仕方がない。
君達はファームへ行きたまえ。
もっと精進して、一軍に上がって来るように。
哀れ、地味なタコ君は、身勝手な顧客の為に2軍落ちを宣告された。
(勿論、後で私のお腹の中に納まったが)
食堂すぐ近くは・・・
アザラシウオッチングのスポットとなっている。
ほんの数十メートルの近さに、アザラシたちがのんびり寝そべっているのを見る事が出来るのだ。
チェッ、望遠持ってくりゃよかったよ。
標準レンズでは、最大ズームでこれである。
海鳥たちと共存しているアザラシ。
何の警戒心も無いのか、のんびりと腹を見せて横たわる。
リラックスし過ぎである。
礼文では、金田の岬と対のようになっているスコトン岬へ。
緯度的に最北端と言う表現は使えないようで、再北限のトイレとなっている。
まったくもう。
スコトン岬。
正面の島はトド島。
風で飛ばされたであろうキャップが断崖に下に見える。
持ち主に見捨てられ、物寂しげである。
江戸屋山道にある銭屋五兵衛記念碑。
五兵衛は、ロシアなど海外との交易で巨富を築いたという。
なんでも、タスマニアには領地まであったらしい。
場所移動。
花咲く斜面を登ると、
澄海岬
風化が進んだ柱状節理で出来た景観である。
こちらは地蔵岩。
この島のウミネコは人になれているのか、カメラを近づけても逃げようともしない。
そして、前半で予告していた、
猫岩。
ここからなら、猫にしか見えないでしょ。
尻尾までちゃんとあるやん。
で、こちらが桃岩。
納得。
これが二つなら、名前はきっとオッパイ岩になっていたね、絶対。
午前中は、あの稜線からこっちを眺めていた訳だな。
さて、フェリーの時間にはまだ少しあるけど、大体礼文観光は済んだかな。
ターミナルに戻るか。
時間あるので、ひとっ風呂浴びて行くか。
この日の温泉は、礼文島温泉うすゆきの湯
600円。
珍しくサウナに入ったら、地元のオッチャンに色々と話しかけられ、出るに出られず、危うくのぼせるところだった。
礼文よさらば。
きっとまたくるぜ。
この日の泊りは、引き続き、稚内森林公園。
走行距離14km(礼文での走行距離は不明) 累積走行距離1432km