去年の秋ぐらいから、股関節痛の再発に悩まされている。
お陰で、山登りの頻度は激減だ。
最近になって、すこーーし落ち着いてきた、、、
気がする。
「久しぶりに登ろうかな。」(私)
「あ、じゃあ、私も行く。」(家内)
とは言え、無理は禁物である。
先ずは、最寄りの低山からだ。
手始めは、一ノ瀬親水公園から、白金山を目指したい。
暫くは急傾斜の登りが続く。
分岐手前にある展望台。
右の山塊は髙良山、左は明星山の山裾。
正面は久留米の街並みである。
この分岐を超えると尾根筋に出る。
尾根筋を超えれば、一転、沢までの激坂下りとなる。
「ひえ~、怖いよ~。あ、何ば撮っとるとね。止めてよ!」
「心配するな。足しか写っとらん。」
アップダウンを繰り返しながら、次第に標高を上げていく。
向耳納 標高361m
このルートの最高点は、地味にやって来た。
下って登ってまた進む。
標高353m、名もなきピーク通過。
やっぱり地味である。
ここまで股関節は、全く問題がない。
快調そのものだ。
腰に手を当て、口笛など吹きながら、
「スキップしてもよかぐらいたい。」(私)
「止めろ!こけるぞ。」(家内)
白金山名物、黄色いハンカチが見えてきた。
到着だ。
久しぶりに登る山を、何故ここを選んだかと言うと・・・
これが見たかったからだ。
山頂斜面を彩る陽光桜だ。
ドンピシャリ!
満開だ。
山頂の桜を二人占めである。
これらの陽光桜は、この山の愛好家が植栽したもの。
麗らかな日差しを浴びて、風に揺らいでいる。
山頂グッズもどんどん増えて、おもちゃ箱をひっくり返したようである。
明星~白金山系愛好家は熱いのだ。
因みに、白い板に書かれた『幸わせ』の文字。
送り仮名的には『幸せ』だと思われ・・・
さてと、
ちょいと珈琲ブレイクだ。
リンゴをシャリシャリ食べ終えたら、下山である。
帰路は、通い慣れた明星~白金縦走路を行く。
第1ピークと呼ばれているピーク。
新しい展望台が出来ていた。
ほほう
しばらく、この山に登らなかったら、こんなもんが出来てたか。
倒木ルート。
何やら恐ろしげな名だが、
この情景を見れば納得。
但し、登山道そのものは、恐ろしくはなく、寧ろ歩きやすい。
親水公園まで戻ってきた。
さて、問題の股関節だ。
結論から言うと、最後まで痛みは出なかった。
普通の平坦路をほんの少し歩いても、「イテテ」となったりするのに。
何でだろう?
股関節が痛くなるポイントが、いまだによく分らない。
ま、単純に喜ぶべきか。