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Tシャツとサンダルの候

行きつけの店でプチ忘年会

U先輩から、

《23日、江島さんの行きつけの例の店で、プチ忘年会しませんか?》

と、LINEのお誘い。

私に否やがあろう筈がない。

二つ返事で《やりましょう!》と返信した。


23日は家内も参加して、3人でプチ忘年会である。



少し、このU先輩のことを書きたい。




かれこれ5年前。

私は紅葉を求めて、大船山に登っていた。

霜柱に目を留めていると、一人の老紳士から声を掛けられた。


「私、大船は初めてで。一緒に登ってもいいですか?」

「構いませんよ。大した案内もできませんが。」


一緒に登って行くうちに、何となく互いに自己紹介となった。



この紳士が、何と、同じ大学同じ学部の先輩である事。

現在は牧師をされていて、4月になれば、その職を辞する予定である事を知る。



私も話した。

数年前に会社経営から身を引いた事。



(お通しがわりのビッシュ)

気儘なリタイヤ生活が気に入ってる事。

ほぼ毎日山に登っている事。

経営していたのは、キャンピングカーを生業とする会社だった事。

そんな訳で、キャンピングカーを所有しており、時々、キャンプや旅行を楽しんでいる事。


この最後の言葉がいけなかった。



(絶品ダルム)

「キャンピングカー!興味あります。江島さんの会社を紹介して下さい。」


その後、あれよあれよと言う間に、キャンピングカー購入へと話が進んでしまった。



この先輩をキャンピングカーライフと言う、ヤクザな道に引き込んだのは、何を隠そうこの私である。



その後先輩は、北海道旅行をしたり、ちょくちょくキャンプしたりと、キャンピングカーを楽しんでくれているようだ。



引きずり込んでしまった私としては、キャンピングカーが、U先輩のリタイヤ生活に、少しでも役に立っていれば幸いである。



最近先輩は、色々なボランティア活動で、忙しく過ごされている。

久留米にも定期的に来ており、今回のお誘いと相成った次第である。



「いや、楽しかったです。今までの焼き鳥で一番美味しかった!!」

「そうですか。それは良かった。」


この店を褒めて貰うと、何故か我が事のように嬉しくなる。


久留米の目抜きをイルミネーションが彩る。

そう言えば今宵はイブイブだ。



メリークリスマス!

そして良いお年を!


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