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Tシャツとサンダルの候

美しく青き九重 vol.1

北海道から帰ってきた時点で、もう九重に登りたくなっている。

おかしなものだ。

羊蹄山に登らなかったのが、よっぽど心残りだったようだ。

登るなら、台風が来る前の月曜がいいだろう。

 

「んじゃ、行ってくる。」(私)

「ふにゃ?」(家内)

 

早朝6時に出発である。

この日、5時過ぎに来客がある予定になっている。

少なくとも3時には、九重を離れなければいけない。

ルートは牧ノ戸からとだけ決めて、そこから、どの山に登るのかは、時間を見ながら決めることにしよう。

駐車場について、靴を履き替えていると、隣に停めている紳士から話しかけられた。

 

「どちらの山へ?」

「決めてないです。おたくは?」

「私は7座登ろうかな。近々北アルプスに行くもんで、体慣らしを兼ねて。」

「ほほう。じゃあ、私も四つ五つぐらい登るかな。」

 

7座は時間的に無理だが、

牧ノ戸~星生山~天狗ヶ城~中岳~稲星山~久住山~牧ノ戸なら、十分3時には間に合うだろう。

牧ノ戸駐車場を8時に出発である。

沓掛山を過ぎて、ヒヨドリバナが咲く小道に差し掛かる。

そこには、沢山のアサギマダラがヒラヒラと舞っていた。 

一年ぶりのご対面である。

羽を広げてくれよ。

暫く待っていたが、中々言うことを聞いてくれない。 

5座を登るなら、ここでゆっくりも出来ないし、いつまでも待ってらんないよ。

またな。 

ヤマアジサイ

 

 ママコナ

 

サイヨウシャジン

 

コバギボウシ 

色とりどりの花々が咲く登山道を行くと、やがて星生別れに差し掛かる。  

先ずは一座目、星生山だ。

 

シモツケソウ

 

よっこらせっと。

 

はい、到着。

 

風が実に心地よい。 

扇ヶ鼻(右)と肥前ヶ城(左)。

先ほど会った駐車場の紳士は、扇ヶ鼻、星生山、久住山、稲星山、白口岳、中岳、天狗ヶ城の7座と言ってたっけ。

今頃は扇ヶ鼻山頂かな。

休む間もなく、稜線伝いに星生崎へ。

山頂直下の岩場だけは、ちょいと慎重に。 

 

硫黄山の噴煙は今日は少なめである。

 

ゴジラの背中。

あれを超えれば、星生崎だ。

星生の窓。

毎度のことながら、自然とは、摩訶不思議な造形を造りだすものである。 

星生崎から。

話は変わるが【星生山】って、漢字変換出来ないのだ。

星、生、山と一文字毎に、キーボードを打たねばならぬ。

誠に面倒くさい。

避難小屋が見えてきた。

 

阿蘇方面は雲の中である。

 

ノリウツギ越しに、星生崎を振り返る。

 

 

2座目は天狗ヶ城である。

 

青き湖水を湛える御池。

正面稲星山の背後は一面の雲海である。 

天狗到着。

中岳と大船山の2大スターの揃い踏みだ。 

次の目標中岳と稲星山。

ちょいと休憩だ。

 

フーー

 

 

 

では、3座目にかかろうか。

 

続く

コメント一覧

minou_yamatai
ポカンとしてました。
yamabousi
帰宅しても もう山へ。
凄くフットワークいいですね。
奥方さんも 返す言葉もなかったのでは?
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