久留米弁で、しょうもない事、しがない様子を表現する時、
『しかとーんなか』
と言う。
例えば、
しょうもないうっかりミスをした部下には、
『しかとーんなか失敗ばして。こん、、、バカちんが!!』
と叱ればいい。
或るいは、
どこにもある地味で、誇るべき特徴もない、しがない山は、
「あんなしかとーんなか山、何が面白い。」
と言われたりする。
そんな、しかとーんなか明星山に、私は今日もいる。
山頂付近では、しかとーんなか色付きを横目で見ながら、
イノシシが仕出かした、しかとーんなか堀跡を辿り、
しかとーんなか尾根道を行く。
だが、
ここ先からは、
しかとーんなか事はない!
景色がある。
この時期にだけ出現する《明星イエロー》である。
丁度一週間前、この場所にきた際、見頃は来週だと予想した。
どんぴしゃりだ。
何しろ、黄色の色彩が広がるだけだ。
つべこべと書きようもない。
以下、
画像のみを掲載する。
登る人とて稀。
珍しい花が咲くでもない。
夏場には、蜘蛛の巣や小虫に悩まされるし、
蛇はあちらこちらにいる。
イノシシにだって、普通に遭遇したりする。
そんな、
しかとーんなか明星山ではあるが、
案外、捨てたもんじゃないね。