西日本湯旅

西日本限定ですが、バイクや車で結構まめに温泉巡ってます。

熊本県の温泉・寺尾野温泉

2007年09月25日 | 熊本県の温泉
 寺尾野温泉

筌の口温泉から高塚愛宕地蔵尊に参詣後、
念願のこの温泉に辿り着きました。

「わいたファームロード」から少し枝道を下りた所に
温泉マニア垂涎の「寺尾野温泉」があります。

2003年8月以来4年振りの再訪です。

初めてこの温泉へ辿り着く時には結構骨が折れました。
バイクで一人旅、勿論ナビなんか無く、
温泉への案内図、看板、標識な~んもありません。



     中はこんな感じ
     


実は、前回入浴時に小銭の持ち合せが無く、
たまたま居合わせた地元の方にその旨伝えたら
「今度来た時でいいよ」との事。

 温泉好きにとって湯銭が安ければそれに越した事はないんだけど、
 無人で、「お心任せ」とか「賽銭箱に志納」っていうのは
 至上の悦びであると共に良心とかマナーを推し計られてて、
 心の琴線に当然触れて来るんですよね。
 実際、公序を守れない為によそ者の入浴禁止に至ったジモ泉を
 数多く見てきましたから。

       
それからずっと気になってたんですが、
ようやく前回の入浴料も含めてお支払いできました。




お湯は硫化水素泉が源泉のまま掛流し
微温の湯に身を委ね、硫黄臭に酔い痴れながら
時の経つのも忘れてしまいました。
源泉掛流しだと、ポンプアップや加温時のボイラー音が無く
静寂のまま純粋に湯が堪能できるってのも魅力のひとつですね。

<写真のおやじは同行の仕込みです。>

熊本県北部には黒川温泉を代表とする良泉数多くあれど、
小生の拙い[湯旅]の中でも「寺尾野温泉」と「奴留湯温泉」のお湯が
全ての面において双璧を競うものではないかな?

願わくばいつまでも「地元民以外入浴禁止」などと
貼り紙されません様に...



寺尾野共同浴場
  阿蘇郡小国町大字上田字寺尾野
   無
  入浴時間 不明
  入浴料金 100円