自分を低く謙虚に維持するとは、何とお得(真の徳)なのでしょうか
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私の大和ごころを志しての旅は「ミロク文明」ミロクの世を地の上に現す方向性。
・老子「道徳経と伊勢白山道」 徳経
第六十六章
*老子を英訳http://mage8.com/magetan/roushi07.html
・原文 「書き下し文
江海所以能爲百谷王者、「 江海(こうかい)の能(よ)く百谷(ひゃっこく)の王たる所以(ゆえん)の者は、
以其善下之、故能爲百谷王。「 その善くこれに下るを以(も)って、故に能く百谷の王たり。
是以欲上民、必以言下之、「ここを以って民に上(かみ)たらんと欲すれば、必ず言(げん)を以ってこれに下り、
欲先民、必以身後之。「民に先んぜんと欲すれば、必ず身を以ってこれに後(おく)る。
是以聖人、處上而民不重、處前而民不害。「 ここを以って聖人は、上に処(お)るも而(しか)も民は重しとせず、前に処るも而も民は害とせず。
是以天下樂推而不厭。「 ここを以って天下は推(お)すことを楽しみて厭(いと)わず。
以其不爭、故天下莫能與之爭。「その争わざるを以って、故に天下能くこれと争うことなし。
現代語訳
大河や海が幾百もの谷川の水を集めて河川の王となっているのは、常に下流にあってへりくだっているからである。
だからこそ河川の王となれるのだ。
そこでもし民衆の上に立とうとするならば、必ず謙虚な物言いで人々にへりくだり、
民衆の前に立とうとするならば、必ず自分の身を人々の後にするべきだ。
だから「道」を知った聖人は、民衆の上に立っても彼らの重荷とならず、民衆の前に立っても彼らの邪魔とはならない。
そうやって天下の人々は彼を喜んで指導者として推戴し、誰も嫌がる事が無い。
他人を押しのけて指導者になろうとする訳ではないから、誰も彼と争おうとする者がいないのだ。
英訳文
Large rivers and the ocean are kings of many rivers because they are at the lower reaches. So if you want to rule the people, you should make your speech humble. If you want to lead the people, you should make your body follow them. So when the saint who knows "the way" rules the people, they don't feel any burden. When he leads the people, they don't feel any obstacles. So the people in the world delightfully have him as their leader and nobody hates it. He never competes with others, and nobody can compete with him.
*自らを低く謙虚に居ること 2012-12-16
伊勢ー白山道 記事全文 http://blog.goo.ne.jp/isehakusandou/d/20121216
老子の言葉 第六十六章
(独自の超訳)
大河や海が多くの河川の王様となっている理由は、それが最も低い所に存在するからであり、
だからこそ低く存在することにより無数の河川の王様となれています。
だから、民衆の上に立とうと思うならば、必ず謙虚な言葉を持って民衆にへり下り、
民衆の先頭に立とうと思うならば、必ず自分の身を民衆の後におくことが大切です。
こういうわけで聖人は、民衆の上にいましても民衆は重いとは思いませんし、
聖人が民衆の先頭に立っていましても民衆は障害とは思いません。
そのために天下の人々は、聖人を喜んで推薦して嫌がる事がありません。
聖人は誰とも争わずに推薦されるために、天下社会に聖人と争うことが出来る人間は存在しません。
原文
「江海所以能爲百谷王者、以其善下之、故能爲百谷王。
是以欲上民、必以言下之、欲先民、必以身後之。
是以聖人、處上而民不重、處前而民不害。
是以天下樂推而不厭。以其不爭、故天下莫能與之爭。」
(感想)
「物事に成功したり、大きく成れるためには、低く謙虚に居ることを意識しなさい」
と老子様が示唆しています。
大きな大河は、低い位置に在るからこそ、幾千もの小川「から」合流して来ます。
高い位置に本流の場所・入れ物が在りましても、小さなモノは参加したくても出来ません。
しかし、社会では知らずに高い位置に物事を用意して設定しているものです。
例えば、銀行から個人がお金を借りたくても、その許可をする設定は高い位置にあるでしょう。このようなことが、色々な視点で世の中には存在しています。
これと同じことが、個人の生活や人生にも言えると感じます。
友人が少ないと嘆く前に、自分が知らずに高い位置に居ないかを注意しましょう。
仕事が上手く行かないと心配する前に、自分が低く謙虚で居るのかを考えて見ましょう。
自分が貧乏だとあきらめる前に、それでも生かされている原点への感謝の心が自分に有るのかを静観して見ましょう。
自ら低く謙虚であれば、すべてが集まる大河のように色んな物事が自然と集まる自分自身に成れる可能性を老子が言っています。
高みから低みへと水が流れるのは、この世の法則です。
だから自分が低く謙虚で居ることは、何事も自然と自分に集まるように成って行くのです。
そして、お金持ちに成っても、その人が低く謙虚であれば、周囲の人は非難もせずに邪魔もしないということです。
自分を低く謙虚に維持するとは、何とお得(真の徳)なのでしょうか。
何が有ろうとも、短い限定の時間(人生)の中での出来事に過ぎません。あっという間に、辛いことも楽しいことも終わります。
それならば、自らを低く謙虚にしながら、思いっ切り生きるのが最善なのです。
どんな事も良い思い出に、必ず変わって行きます。
生かして頂いて ありがとう御座位ます
老子 「第六十五章」 「第六十七章」
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*伊勢白ペディア「老子(言葉)について」収録内容 記事一覧
*「老子の言葉 写真集 上・下巻」 2013-11-22 伊勢白山道
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江海所以能爲百谷王者、「 江海(こうかい)の能(よ)く百谷(ひゃっこく)の王たる所以(ゆえん)の者は、
以其善下之、故能爲百谷王。「 その善くこれに下るを以(も)って、故に能く百谷の王たり。
是以欲上民、必以言下之、「ここを以って民に上(かみ)たらんと欲すれば、必ず言(げん)を以ってこれに下り、
欲先民、必以身後之。「民に先んぜんと欲すれば、必ず身を以ってこれに後(おく)る。
是以聖人、處上而民不重、處前而民不害。「 ここを以って聖人は、上に処(お)るも而(しか)も民は重しとせず、前に処るも而も民は害とせず。
是以天下樂推而不厭。「 ここを以って天下は推(お)すことを楽しみて厭(いと)わず。
以其不爭、故天下莫能與之爭。「その争わざるを以って、故に天下能くこれと争うことなし。
現代語訳
大河や海が幾百もの谷川の水を集めて河川の王となっているのは、常に下流にあってへりくだっているからである。
だからこそ河川の王となれるのだ。
そこでもし民衆の上に立とうとするならば、必ず謙虚な物言いで人々にへりくだり、
民衆の前に立とうとするならば、必ず自分の身を人々の後にするべきだ。
だから「道」を知った聖人は、民衆の上に立っても彼らの重荷とならず、民衆の前に立っても彼らの邪魔とはならない。
そうやって天下の人々は彼を喜んで指導者として推戴し、誰も嫌がる事が無い。
他人を押しのけて指導者になろうとする訳ではないから、誰も彼と争おうとする者がいないのだ。
英訳文
Large rivers and the ocean are kings of many rivers because they are at the lower reaches. So if you want to rule the people, you should make your speech humble. If you want to lead the people, you should make your body follow them. So when the saint who knows "the way" rules the people, they don't feel any burden. When he leads the people, they don't feel any obstacles. So the people in the world delightfully have him as their leader and nobody hates it. He never competes with others, and nobody can compete with him.
*自らを低く謙虚に居ること 2012-12-16
伊勢ー白山道 記事全文 http://blog.goo.ne.jp/isehakusandou/d/20121216
老子の言葉 第六十六章
(独自の超訳)
大河や海が多くの河川の王様となっている理由は、それが最も低い所に存在するからであり、
だからこそ低く存在することにより無数の河川の王様となれています。
だから、民衆の上に立とうと思うならば、必ず謙虚な言葉を持って民衆にへり下り、
民衆の先頭に立とうと思うならば、必ず自分の身を民衆の後におくことが大切です。
こういうわけで聖人は、民衆の上にいましても民衆は重いとは思いませんし、
聖人が民衆の先頭に立っていましても民衆は障害とは思いません。
そのために天下の人々は、聖人を喜んで推薦して嫌がる事がありません。
聖人は誰とも争わずに推薦されるために、天下社会に聖人と争うことが出来る人間は存在しません。
原文
「江海所以能爲百谷王者、以其善下之、故能爲百谷王。
是以欲上民、必以言下之、欲先民、必以身後之。
是以聖人、處上而民不重、處前而民不害。
是以天下樂推而不厭。以其不爭、故天下莫能與之爭。」
(感想)
「物事に成功したり、大きく成れるためには、低く謙虚に居ることを意識しなさい」
と老子様が示唆しています。
大きな大河は、低い位置に在るからこそ、幾千もの小川「から」合流して来ます。
高い位置に本流の場所・入れ物が在りましても、小さなモノは参加したくても出来ません。
しかし、社会では知らずに高い位置に物事を用意して設定しているものです。
例えば、銀行から個人がお金を借りたくても、その許可をする設定は高い位置にあるでしょう。このようなことが、色々な視点で世の中には存在しています。
これと同じことが、個人の生活や人生にも言えると感じます。
友人が少ないと嘆く前に、自分が知らずに高い位置に居ないかを注意しましょう。
仕事が上手く行かないと心配する前に、自分が低く謙虚で居るのかを考えて見ましょう。
自分が貧乏だとあきらめる前に、それでも生かされている原点への感謝の心が自分に有るのかを静観して見ましょう。
自ら低く謙虚であれば、すべてが集まる大河のように色んな物事が自然と集まる自分自身に成れる可能性を老子が言っています。
高みから低みへと水が流れるのは、この世の法則です。
だから自分が低く謙虚で居ることは、何事も自然と自分に集まるように成って行くのです。
そして、お金持ちに成っても、その人が低く謙虚であれば、周囲の人は非難もせずに邪魔もしないということです。
自分を低く謙虚に維持するとは、何とお得(真の徳)なのでしょうか。
何が有ろうとも、短い限定の時間(人生)の中での出来事に過ぎません。あっという間に、辛いことも楽しいことも終わります。
それならば、自らを低く謙虚にしながら、思いっ切り生きるのが最善なのです。
どんな事も良い思い出に、必ず変わって行きます。
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