大学の授業にかかわる話題

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給料? プライベートな時間?どっちを選択?

2013年07月29日 10時10分45秒 | キャリア支援
給料? プライベート?
就職を終えた学生たちのホンネ。

マイナビスチューデント
2013年7月27日(土)19:00


月給で働くビジネスパーソンにとって、
「残業代」は意外とバカにならない。
忙しさにばらつきがある業界の人の中には
月によって給与に10万以上の差が出る人も少なくないだろう。
残業とは決して裕福でないフツウのビジネスパーソンにとって
「したくないけど、ちょっとしたい......」という微妙なものなのだ。
この給料と残業のトレード・オフの関係を、
就職活動を終え、これから社会人になる学生たちは
どう考えているのか。
アンケートを敢行した。

Q.「給料は安いが早く帰れる」か、
「給料は高いけど残業が多い」。
働くならどちらがいい?

「給料は安いが早く帰れる」......53.8%

「給料は高いけど残業が多い」......46.2%

結果はほぼ半々。それぞれの意見を見てみよう。

「給料は安いが早く帰れる」派

・体を壊すまで仕事をしたくない。
贅沢できなくても、
生活できればいいと思う。(女性/23歳/情報・IT内定)

・「勤務時間内に仕事を終わらせる=効率よく仕事が環境」だと思うから。
残業を多くする企業は
それだけ生産性が悪い
のではないかと思う。(女性/23歳金属/鉄鋼・化学内定)

・給料が高くてもそれを使う時間がないのでは、意味がない。
お金は使うものだと思う。
また、自分にとって自由時間というものはとても大切で、
自分の時間が
しっかりとれないと仕事も頑張れない。(女性/22歳団体/公益法人・官公庁内定)

・基本給が安く抑えられていて
残業を前提としているから残業代によって給料が高い会社も
場合によってはある
と親にいわれたことがあり、
そういう会社は雇う側の意識として
問題があると感じている。
また残業が多いのが私の能力の問題なら仕方ないが、
明らかに仕事量がおかしかったり
周りの人の能力のせいで自分も残業せざるをえない
というような感じなら会社
として
問題があると思うので。(女性/21歳/運輸・倉庫)

・長く務める上で健康は大切。
最低限のお金があれば人は幸せになれるから。
なにより、人とのつながり、自己啓発、
趣味に時間を割けるから。(男性/22歳金属/鉄鋼・化学内定)

・自分の時間がしっかり取れ、様々な面で、
お金以上のプラスがあると思うから。(男性/21歳/商社・卸内定)

「給料は高いけど残業が多い」派

・お金をたくさん得ることで、経済的だけでなく
精神的にも充足感が得られる。(男性/23歳/コンサルタント内定)

・早く帰ってもすることがないから。(男性/24歳/情報・IT内定)

・給料が高い方がその分社会(会社)に貢献した証だと思うし、
自分の存在意義を感じられると思う。(男性/23歳/不動産内定)

・今は休日にできる趣味、将来は家族にお金をかけたいので、
貯えが欲しい。奨学金も
できるだけ早く返済し終えたい。(女性/23歳/金属・鉄鋼・化学内定)

・残業の多さはあまり気にならないが、
給料が安いのは嫌だから。(男性/21歳/通信内定)

・給料は、最低限の生活が出来ればと考えているため
あまり気にしていません。
それよりも、会社に携わり
勉強したいという思いが強い。(男性/21歳/ホテル・旅行・アミューズメント内定)

・心からやりたい仕事ならば残業があってもかまわないし、
それで高額もらえるなら嬉しい。(女性/22歳/マスコミ・広告内定)

・「時間はあるのにお金がない」のはいや。
残業が多くても、
少ない休暇を満喫できるだけの資金があれば満足。(女性/22歳/運輸・倉庫)

どのように会社と付き合っていくかは、
長い社会人生活を充実させるうえでとても大切なこと。
ブラック企業が強いるような過度の残業は問題外だが、
新人のうちから「プライベートがあるんで」と残業を断っては
チームワークに難ありと思われてしまう。
まずは周りの状況を窺いつつ、
必要ならば残業も
笑顔でこなす
のがいいかもしれない。

文・オリス(ニーマルマル)

アンケート:フレッシャーズ会員・240名(2013年7月実施)

研究者に倫理研修義務化

2013年07月29日 00時32分41秒 | 学習支援・研究
研究者に倫理研修義務化 
論文不正防止へ科技振興機構

【編集委員・浅井文和】

国の研究資金を配分する機関の一つ、
文部科学省系の独立行政法人科学技術振興機構(JST)は、
配分先の研究者に不正防止などの倫理研修を義務づける。
論文の改ざん・捏造(ねつぞう)などの不正が相次いで
科学への信頼が揺らいでおり、
「成長戦略の妨げにもなりかねない」との危機感が背景。
今年度から新たに採択される研究に参加する研究者全員が対象で、
今年度で数千人になる見込みだ。


図:日本の生命科学・医学論文の撤回件数の推移

米国の大学で広く使われているCITIと呼ばれる教材をもとに
日本の法律、文化、文科省などの指針を盛り込んだ日本版を使い、
研究データの正しい扱い方、改ざん、捏造、盗用など
過去の実例と不正防止などをパソコンで学ぶ。
1項目を30分程度学んだ後、
テストで理解度を確認する。


図:改ざん・捏造で撤回された論文の国別構成比

公的研究資金の取り扱いなど7項目を必修、
利益相反など3項目を任意にした。
受けていない場合には「研究費の執行を停止することがある」としている。

http://www.asahi.com/tech_science/update/0728/TKY201307280002.htmlより

公的研究費は、これまで受領したっことはないが、
このような倫理観はいつも、頭に入れているし、
実践もしているつもりだ。
どの研究者もそうだと信じているが、
研究成果の「あせり」や「思い通りのデータが取れないなど」で
不正に手を染めてしまうと聞く。
成果はすぐに報告しなければならないと思うが、
短期的な業績主義も、かかる不正の温床になっていると考える。

理系の研究では、そうもいかないか。
「少年老い易く、学成りがたし」